四条通りを八坂神社からずっと西に進むと阪急大宮駅から徒歩4分ほどの場所に元祇園の梛神社(なぎじんじゃ)が鎮座しています。
この神社にはもう一つ隼神社(はやぶさじんじゃ)も鎮座しており、どちらもメインの神社として信仰を集めています。
四条通り沿いに鳥居があり、左から写真を撮ると梛神社、右から写真を撮ると隼神社となる珍しい神社となっています。
それでは元祇園梛神社を見ていきましょう。
- 神社名:元祇園梛神社(もとぎおんなぎじんじゃ)
- ご祭神:素戔嗚尊
- ご利益:厄除け・交通安全・家内安全・商売繁盛
- 鳥居の左右で神社名が変わる珍しい造り
- 多種多様のお守り
- 縁を結ぶ梛の木
- 住所:京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2(Googleマップ)
- 営業時間:9:00~17:00
- 駐車場:無し
- アクセス:阪急電車京都本線「大宮駅」下車徒歩4分
- 【京都神社アクセスマップ】見ればわかる最強便利ツール(画像付)
ご神木の縁を結ぶ梛の木
ご神木の「縁を結ぶ梛の木」の葉は”引っ張ってもなかなか切れない”事から「縁が切れない」「ご縁を結ぶ」縁結びの木と言われています。
梛神社と隼神社のちょうど真ん中にあるのもなにか二つの神社を結んでいる感じがしますね。
なぎの宮神社とも言われている「梛神社」の歴史
貞観11年(869年)京での疫病が流行し広峰神社(兵庫県姫路市)から牛頭天皇(素戔嗚尊)を勧請して鎮疫祭(ちんえきさい)を行い、牛頭天皇の分霊をのせた神輿(みこし)を梛の林中に置き祀ったのが始まりとされています。
その後、祇園社(八坂神社)を創建する際に、梛の住民が花を飾った風流傘を立てて、鉾(ほこ)を振り音楽を奏でて神輿を八坂に送りました。これが祇園会の起源であり、このことから梛神社は「元祇園社」と呼ばれています。
境内にある隼神社は延喜式神名帳にものる大社で、大正7年(1918年)に蛸薬師坊城(たこやくしぼうじょう)からこの地に移されました。
隼神社と隣同士で梛神社の拝殿が鎮座しています。
素戔嗚尊をご祭神とする社殿とご利益
主祭神
- 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
☞天照大御神の弟。ヤマタノオロチを倒したヒーロー。
配祀神
- 宇賀御魂命(うかのみたまのみこと)
☞伏見稲荷大社のご祭神。
- 伊弉冊命(いざなみのみこと)
☞日本神話に登場する神でイザナギと一緒に国生み・神生みをした神
- 誉田別命(ほんだわけのみこと)
☞別名第15代天皇の応神天皇。母は神功皇后。
ご利益
- 厄除け
- 交通安全
- 家内安全
- 商売繁盛
お守り・絵馬・御朱印(授与所)
授与所横にお供え物のように並べられているお守りの数々。
- 美と健康の女性のお守り 1,000円
- 厄除け開運厄除け守り 800円
- 夢叶う守り 800円
- 開運幸福守 800円
- 勝守り 800円
など色んなご利益のお守りを購入することができます。
梛神社と隼神社の御朱印です。
御朱印は授与所にてご購入ができます。
梛神社の境内社(摂社・末社)
田中社(摂社・左)上川稲荷社(摂社・右)
摂社田中社のご祭神は地主神をお祀りしています。
同じく摂社の上川稲荷社です。
ご祭神は上川稲荷大神を祀っています。
梛神社の祭事
- 毎月1日・15日・17日 月次祭
- 1/1 歳旦祭
- 1/3 元始祭
- 2/2 2/3 節分祭
- 2/17 祈年祭
- 5月第3日曜 氏神祭
- 6/30 夏越祓・茅の輪くぐり
- 11/23 新嘗祭
- 12/31 大祓式
同じ境内に鎮座する延喜式神名帳にも載る大社の隼神社
梛神社と同じ境内に隼神社(はやぶさじんじゃ)が鎮座しています。
延喜式神名帳にも載る大社です。
ご祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)経津主命(ふつぬしのみこと)を祀っていて、厄除け・疫病払いのご利益があります。
梛神社のアクセス
- 神社名:元祇園梛神社(もとぎおんなぎじんじゃ)・隼神社(はやぶさじんじゃ)
- 住所:京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2(Googleマップ)
- 営業時間:9:00~17:00
- 駐車場:無し
- アクセス:阪急電車京都本線「大宮駅」下車徒歩4分