奈良県天理市に鎮座します旧官幣大社で現別表神社である石上神宮。読み方は”いしがみ”や”いしのかみ”と読みそうですが”いそのかみ”と読みます。
布留山の麓に鎮座する石上神宮は神宮の中では日本最古と言われているパワースポットです。
そして石上神宮の一番の特徴と言えばご利益が「起死回生」であることです。七支刀の刺繍が入った起死回生のお守りはピンチを救ってくれます!どうしようもなくなった時の神頼みの石上神宮ですね。
私自身も困ったときは神頼みで石上神宮を参拝します。
それでは石上神宮を見ていきましょう。
- 神社名:石上神宮(いそのかみじんぐう)
- ご祭神:布都御魂大神・布留御魂大神・布都斬魂大神
- ご利益:起死回生・健康長寿・病気平癒・学業成就・交通安全
- 旧社格:官幣大社
- ピンチを救う起死回生お守り
- 真剣・神宝に宿る御魂をお祀りする社殿
- 境内に放し飼いのニワトリ
- 住所:奈良県天理市布留町384(Googleマップ)
- 営業時間:5:30~17:30(冬季は16:30まで)
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:天理駅からバス「石上神宮前」下車 徒歩5分
救世主!ピンチを救ってくれる不思議な起死回生お守り

何度も言っていますが、石上神宮には御神劔守!ピンチを救う起死回生のお守りがあります。
「絶望的な状況を立て直し、一挙に勢いを盛り返すこと」を起死回生と言います。
普通に生活している中で絶望的な状況というのはなかなかないですが、例えば「経営している会社が赤字でしんどい」「ギャンブルで借金を抱えてしまってきつい」「ずっと付き合ってきたカップルやはたまた夫婦が破局寸前」など絶望的な状況を立て直してくれるかもしれない起死回生のお守りです。
信じる者は救われると言います。
石上神宮は起死回生のお守り以外にも境内に放し飼いされているニワトリやかの聖徳太子が鳥居をくぐる際に「ただならぬ気配を感じる」とおっしゃった鳥居などパワースポット神社となっています。
神宮の中では伊勢神宮と同じくらいの歴史を誇る神社

石上神宮の歴史は非常に古く崇神天皇(すじんてんのう)7年勅命により物部氏の伊香色雄命(いかがしこおのみこと)が現在地に遷し、「石上大神」として祀ったのがはじまりです。
神宮号の記録上では伊勢神宮と同じく一番古く称しています。


神様ではなく真剣・神宝に宿る御魂(魂大神)をご祭神として祀る

石上神宮のご祭神は神様ではなく、御霊威(霊の魂)称えて神様として祀っているすごく珍しい神社です。
- 布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)
☞神武天皇が大和平定の際に壊滅寸前のピンチを「布都御魂」の刀剣を授かったおかげで見事に勝利したという云われがあります(起死回生)
- 布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)
☞十種神宝(とくさのかんだから)と称えられた神宝十種の一つで死人すらも生き返らせる
- 布都斬魂大神(ふつしみたまのおおかみ)
☞素戔嗚尊がヤマタノオロチを退治した際にヤマタノオロチの体から出てきた剣です。三種の神器の一つで「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」です。
絶望から立ち直らせるご利益

石上神宮のご利益と言えば、まず一番に挙げられるのがピンチをチャンスに変える『起死回生』のご利益です。
神武天皇が崖っぷちから見事に勝利したように、何事もマイナスをプラスに転じてくれます。
その他にも「健康長寿」「病気平癒」「学業成就」「交通安全」などのご利益もあります。

聖徳太子も感じた奈良のパワースポット神社

駐車場から歩くと大鳥居が見てきます。木で囲まれるせいか雰囲気が他の神社よりすごくいいです。
石上神宮は大和盆地の中央東寄りの布留山(標高266m)北西麓の高台にあるので、空気も澄んでいてすごく神秘的な感じがします。
また、かの聖徳太子が鳥居をくぐる際に「ただならぬ気配を感じる」とおっしゃったパワースポットの石上神宮。
大鳥居は高さ7m、柱の直径は76cmで最上部の笠木の長さは10mになります。
約30羽のニワトリが境内に放し飼い!!

社務所を越えたあたりで、左にニワトリ!!!
いろんなニワトリの種類が楽しめます。

右にもニワトリ!!!
ケンカしているニワトリが全くいなかったので、みんな仲良しなんですね。

後ろにもニワトリ!!!
ニワトリの種類
長鳴鶏(ながなきどり)の一種の東天紅(とうてんこう:高知県産・天然記念物)、烏骨鶏(うこっけい:天然記念物)、採卵用種のレグホン・ミノルカなどが棲んでいます。
なんと石上神宮には約30羽のニワトリが参道をはじめ境内各所にいてます。
そして人間馴れしているのか自分が人間だと思っているかわかりませんが、微動だにしません。それがまた愛くるしいですね。
ニワトリの鳴き声を聞くとご利益があるらしく、以前に1度来たときは全く鳴き声が聞けませんでしたが、今回は5回も聞けました!笑

拝殿入口にはなぜ石上神宮にはニワトリがいるのかという説明書きがありました。
ご神鶏の絵馬は、落ちない・万事向上・招福。左に高所作業の方に落ちないというご利益があるという。試験に落ちない。学問の神様菅原道真公にご利益を授かるのもよし、試験に落ちないご神鶏の絵馬にお願いするのもよし。
重要文化財に指定されている楼門と国宝の拝殿

鎌倉時代末期、第96代後醍醐天皇の文保2年(1918年)に建設された重要文化財に指定されている楼門(ろうもん)。すごく雰囲気があります。

鎌倉時代初期に建てられ、拝殿として現存する最古のものであり、国宝にも指定されています。どこもかしこも雰囲気がすごくいいです。
パワー絶大の起死回生のお守り

これが今回の目的の御神劔守!ピンチを救う起死回生のお守り。
これですよ絶望的なものを立ち直らせる起死回生のお守り!私自身ピンチの時にこの起死回生のお守りを購入しました。融資が下りるなどご利益がありました。
今年にまたピンチをチャンスに変えるために前回のお礼を兼ねて参拝しました。前回がオレンジだったので、黒を購入しました。

お守り・御朱印・絵馬など(授与所)


国宝「七支刀」の御朱印です。御朱印は2パターンあり、七支刀が書かれた御朱印か石上神宮と書かれた御朱印が選べます。
神域で最も神聖な禁足地
拝殿の後方の「布留社」と刻字した剣先状の石製瑞垣(いしせいみずがき)が取り囲む、東西44.5m・南北29.5m・面積1300㎡の地を「禁足地(きんそくち)」といい、石上神宮の神域の中でも最も神聖な霊域として畏敬(いけい)されています。
石上神宮の境内社(摂社・末社)
天神社

摂社の天神社でご祭神は高皇産霊神(たかみむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)の2柱を祀っています。
七座社

天神社の隣に摂社七座社(ななざしゃ)が鎮座しています。左から
- 大直日神(おおなおびのかみ)
- 御膳都神(みけつかみ)
- 魂留産霊神(たまつめむすびのかみ)
- 生産霊神(いくむすびのかみ)
- 足産霊神(たるむすびのかみ)
- 大宮能売神(おおみやのめのかみ)
- 辞代主神(ことしろぬしのかみ)
の7柱が祀られています。上記2社と合わせて生命の守護神として崇められています。
出雲建雄神社

摂社の出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)です。ご祭神は草薙剣(くさなぎのつるぎ)の荒魂(あらみたま)である出雲建雄神を祀っています。
この出雲建雄神社が建立されたのは、布留邑智(ふるのおち)という神主様が神託を受け建立しました。
猿田彦神社

末社の猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)です。ご祭神は猿田彦神(さるたひこのかみ)を祀っており、配祀神に住吉三神(すみよしさんじん)息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)高靇神(たかおかみのかみ)を祀っています。

2月2日に行われる祭事「玉の緒祭」

玉の緒祭とは節分前日に行われる祭りです。
玉の緒祭が行われる事を知らずに参拝に行くと普段にない人と雰囲気があったので、少し待機し参加しました。普段見れない夜の石上神宮を堪能させて頂きました。

石上神宮のアクセス

- 神社名:石上神宮(いそのかみじんぐう)
- 住所:奈良県天理市布留町384(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:5:30~17:30(冬季は16:30まで)
- 交通アクセス:天理駅からバス「石上神宮前」下車 徒歩5分

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石上神宮の周辺神社をご紹介
廣瀬大社
石上神宮から車で25分の場所に鎮座していますのが旧社格・官幣大社の廣瀬大社(ひろせたいしゃ)です。
廣瀬大社は長い参道が特徴の神社で境内に着くまでに境内社が何社も鎮座しています。雰囲気がよくさすが官幣大社という神社です。


大和神社
石上神宮から車で8分の場所に鎮座していますのが大和神社(おおやまとじんじゃ)です。
大和神社は戦艦大和の殉職者2736柱の御霊がお祀りされている神社で摂社の高龗神社は全国の水神をお祀りする神社の総本社でもあります。
こちらも廣瀬大社と同じく官幣大社です。


大神神社
石上神宮から車で17分の場所に鎮座していますのが大神神社(おおみわじんじゃ)です。
大神神社は三輪山をご神体とする日本最古の神社と言われており、境内全体がパワースポットになっています。
大神神社に近づくとインパクト大の日本一の大鳥居(高さ32.2m・柱間23m)が現れ圧倒されます。

