【奈良・大神神社】呼ばれないといけない撮影禁止の三輪山登拝

    【奈良・大神神社】呼ばれないといけない撮影禁止の三輪山登拝

    奈良県桜井市に鎮座します「大神神社」(おおみわじんじゃ」は三輪山を御神山とする日本最古の神社です。

    ご祭神は大物主神・大己貴神・少彦名神の三柱をお祀りし、縁結びの他あらゆるご利益を授かれます。

    また境内全体がパワースポットと言われ二の鳥居をくぐったあたりから空気が一変します。

    その中で最もおススメしたいスポットが御神山である三輪山の登拝です。

    この登拝は写真撮影は禁止で「呼ばれければ登れない」「登拝中の出来事は誰にも話してはいけない」といわれ不思議な事が次々と起こるとも言われています。

    それでは登拝がどんなところなのか、日本最古の神社がどんな神社なのかを見ていきましょう。

    大神神社大鳥居
    大神神社 基本情報
    • 神社名:大神神社(おおみわじんじゃ)大和國一之宮
    • ご祭神:大物主大神・大己貴神・少彦名神
    • ご利益:商売繁盛・厄除け・心願成就・縁結び・学業成就
    • 旧社格:官幣大社(式内社・別表神社)二十二社
    大神神社 アクセス
    • 住所:奈良県桜井市大字三輪1422(Googleマップ)
    • 駐車場:無料駐車場あり
    • 営業時間:9:00~17:00(授与所)
    • アクセス:JR「三輪駅」下車徒歩8分
    目次

    不思議スポット三輪山登拝は摂社の狭井神社の境内から

    三輪山の登拝口は摂社の狭井神社の境内にあります。

    不思議スポット三輪山登拝は摂社の狭井神社の境内から大神神社

    登拝するためには社殿右手にあります受付をします。

    不思議スポット三輪山登拝は摂社の狭井神社の境内から大神神社

    申込書に名前・住所・電話番号を記入し、参拝の証であるタスキを頂戴します。本来白装束にて登拝をしなければなりませんがそれの代わりに簡易でタスキを掛け登拝します。参拝後は必ずタスキを返却しなければなりません。返却がなければ、山で遭難したと思われ問題になりかねません。

    この登拝はハイキングではなくあくまでも参拝をする事が目的です。

    そしてこの登拝で最もすごいことが2点あり

    • 「呼ばれていない人は登れない」(体調不良になったり天候悪化で中止など)
    • 登拝での出来事は誰にも話してはならない

    ことです。写真撮影もできません。

    登拝に要する時間は往復で1.5時間~2時間ぐらいです。

    夏場に登拝される方は特にこまめな水分補給が必要です。最初から登拝目的で参拝される方は水分を用意されていると思いますが、急に登拝しようと思われた方は、狭井神社にご神水が販売されていますので、それを購入して持ち歩くことをおススメします。

    不思議スポット三輪山登拝は摂社の狭井神社の境内から大神神社

    空のペットボトルがあればご神水を購入せず、汲むこともできます。

    ご神水は万病に効くという薬水が湧き出る井戸でペットボトルを用意して汲みに来られる方があとをたちません。

    日本最古と称される大神神社の歴史

    日本最古と称される大神神社の歴史

    大神神社は三輪山をご神山とする日本最古の神社で、全国各地に祀られている「大物主神(おおものぬしのかみ)」の総本社です。

    大物主神は大国主神(おおくにぬしのかみ)の和魂(にぎたま)えで大国主神が神代の昔国造りに労せられたとき、その和魂が現れ自らこの三輪山に鎮まられたのであり、農工商等のあらゆる産業を開発し常に日常生活をお守り下さる神様であります。

    境内地は現在古都保存法による歴史的風土三輪山特別地区および国の史蹟にに指定されています。

    ※三輪山は高さ467m・周囲16km・面積350haで全山が杉・松・檜に覆われ太古より神が鎮まる聖なる山として仰がれてきました。

    国造りの神をお祀りする

    国造りの神をお祀りする大神神社

    ご祭神

    • 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
    • 大己貴神(おおなむちのかみ)
    • 少彦名神(すくなひこなのかみ)
    大神神社社殿

    様々なご利益を授かれる

    • 商売繁盛
    • 厄除け
    • 心願成就
    • 縁結び
    • 学業成就

    など、他にも様々なご利益があります。

    日本一のスケール!高さ32.2mの大鳥居がお出迎え

    日本一のスケール!高さ32.2mの大鳥居がお出迎え大神神社

    駐車場の手前に現れるのが超巨大な鳥居です。何度見ても鳥居のスケールが大きすぎて興奮します。

    この大鳥居は昭和59年に昭和天皇ご親拝記念とご在位60年を祝して建立され、昭和61年に竣工しました。

    高さは32.2m・柱間23mで日本一の大鳥居であり耐久年数も1300年とすべてにおいて規格外です。

    空気が変わるパワースポットへの入口参道

    空気が変わるパワースポットへの入口参道大神神社

    二の鳥居をくぐると登坂の参道が現れます。森林に囲まれている事もあり空気が一変します。

    この参道もパワースポットと言われています。

    参拝の最初は「祓戸神社」から

    参拝の最初は「祓戸神社」から大神神社

    二の鳥居から参道を進むと最初に鎮座するのが祓戸神社(はらえどじんじゃ)。諸々の罪・穢れを祓う祓戸の四柱の神様を祀ります。

    神社の参拝はなによりも清浄を期すことが大切で、心身ともに清らかになって参拝するために最初にこの神社を参拝します。

    ご祭神

    • 瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)
    • 速秋津姫神(はやあきつひめのかみ)
    • 気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)
    • 速佐須良姫神(はやさすらひめのかみ)

    夫婦のキズナを結ぶ「夫婦岩」

    夫婦のキズナを結ぶ「夫婦岩」大神神社

    三輪の神と人間女性の恋物語を伝える二つの岩が夫婦のように寄り添う夫婦岩。

    縁結び・夫婦円満のご利益があります。

    ご神山の三輪山に向けて祈願!注連柱からの拝殿

    ご神山の三輪山に向けて祈願!注連柱からの拝殿大神神社
    ご神山の三輪山に向けて祈願!注連柱からの拝殿大神神社

    参道から本殿に向かうまでに注連柱があります。

    ご神山の三輪山に向けて祈願!注連柱からの拝殿大神神社

    大神神社の拝殿は国の重要文化財にに指定されており、寛文4年(1664年)徳川家綱により再建されました。大神神社は三輪山を御神体とするため本殿はありません。

    拝殿の奥に「三ツ鳥居」(国重要文化財)があり、拝観するには拝殿隣の参集殿より申し込みが必要となります。

    神の山・三輪山と拝殿を区切る場所に立っています。拝殿付近からは三ツ鳥居は見えません。

    ※三ツ鳥居は明神鳥居三基を組み合わせた独特の形式は古来一社の神秘とされています。

    お守り・絵馬・おみくじ・御朱印(授与所)

    お守り・絵馬・おみくじ・御朱印(授与所)大神神社
    お守り・絵馬・おみくじ・御朱印(授与所)大神神社

    拝殿左手にありますのが、授与所です。ご利益が豊富の大神神社だけあり、色々なお守りがご購入ができます。

    良縁成就や福寿円満のご利益がある「縁結びの祈願絵馬」は500円です。

    画像右手は御神体の三輪山を流れる祓川で採取された霊砂「清めの砂」です。この清めの砂は日々の生活の中で、災難を避け・災いを防ぎ、お住まい・お車・職場等を清める時に撒きます。

    瓶入り(約5袋分)1,000円、一袋100円です。

    御朱印

    お守り・絵馬・おみくじ・御朱印(授与所)大神神社
    大神神社御朱印
    大神神社御朱印

    授与所右手が御朱印の購入場所です。私が行った休日は常に10人ほど並んでいました。

    大神神社の境内社(摂社・末社)

    成願稲荷神社(末社)

    成願稲荷神社(末社)大神神社
    成願稲荷神社(末社)大神神社

    大神神社の神宮寺の一つ、淨願寺の鎮守祠として鎌倉時代の正応3年(1290年)に創祀されたと言われています。

    稲荷の神様、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀る末社の成願稲荷神社(じょうがんいなりじんじゃ)。商売繁盛・心願成就のご利益があります。

    天皇社(末社)

    天皇社(末社)大神神社
    天皇社(末社)大神神社

    三輪山の麓に都をおかれた第10代の崇神天皇(すじんてんのう)を祀る末社の天皇社。日本の国の姿を整えられた天皇で、三輪の神様を丁重にお祀りされています。

    神宝神社(末社)

    神宝神社(末社)大神神社

    熊野三山の神々を祀る末社の神宝神社(かんだからじんじゃ)。神社の名の通り古くよりお宝・財物を守護する神として信仰されてます。

    ご祭神

    • 家都御子神(けつみこのかみ)
    • 熊野夫須美神(くまのふすみのかみ)
    • 御子速玉神(みこはやたまのかみ)の3柱。

    久延彦神社(末社)

    久延彦神社(末社)大神神社
    久延彦神社(末社)大神神社

    大神神社の西側にありますのが、知恵の神様の末社「久延彦神社(くえひこじんじゃ)」です。

    鳥居から見える階段からは境内が見えません。

    久延彦神社(末社)大神神社

    階段を上りきるとすぐに社殿があります。

    ご祭神の久延毘古命(くえびこのみこと)は「古事記」に世の中の事をことごとく知っている知恵の神様と記されています。受験合格・学業成就のご利益があります。

    久延彦神社(末社)大神神社

    社殿左に授与所があり、学業成就のお札やお守りがご購入できます。御朱印もあります。

    久延彦神社(末社)大神神社

    久延彦神社から見える景色は大神神社の大鳥居も見えてすごく絶景です。

    久延彦神社(末社)大神神社

    社殿右手には絵馬掛所と神山遥拝所があります。絵馬はふくろうの形をして可愛いです。

    狭井神社(摂社)

    狭井神社(摂社)大神神社

    大神神社の摂社狭井神社(さいじんじゃ)の鳥居と社号碑で、大神神社の北西に鎮座しています。

    狭井神社(摂社)大神神社
    狭井神社(摂社)大神神社

    九州の宗像の神様、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る市杵島姫神社。海の神、水の神であり芸能を司る弁天さんとしても親しまれています。

    狭井神社(摂社)大神神社

    狭井神社の境内に入るまでに注連柱があります。

    狭井神社(摂社)大神神社

    三輪の神様の荒魂(あらみたま)を祀る神社です。力強いご神威から病気平癒の神様として信仰が篤いです。

    狭井神社(摂社)大神神社

    境内左手に授与所があります。

    磐座神社(摂社)

    磐座神社(摂社)大神神社

    大神神社拝殿から狭井神社に行くまであります摂社の磐座神社(いわくらじんじゃ)。

    社殿がなく、神の鎮まる堅固な岩(磐座)をご神座として少彦名神(すくなひこなのかみ)を祀ります。少彦名神は「神農さん」とも呼ばれる薬の神様です。

    活日神社(摂社)

    活日神社(摂社)大神神社
    活日神社(摂社)大神神社

    同じく大神神社拝殿から狭井神社に行くまであります摂社の活日神社(おくひじんじゃ)。

    崇神天皇(すじんてんのう)に召され、三輪の神様にお供えする酒を造った高橋活日命(たかはしいくひのみこと)を祀ります。社氏の祖先神として酒造関係者からの信仰が篤いです。

    綱越神社(摂社)

    綱越神社(摂社)大神神社

    大鳥居をくぐるとすぐに左右に駐車場があるのですが、右側の駐車場から更に東に行った場所に鎮座しています摂社の綱越神社(つなこしじんじゃ)です。この場所はあまり目がいかない場所ですので、スルーしてしまいがちな神社です。

    主祭神は祓戸大神(はらえどのおおかみ)を祀ります。「夏越祓(なごしのはらえ」)が行われる古社として広く世に知られ、社名の綱越はこの夏越から転化したしたと言われています。

    神坐日向神社(摂社)

    神坐日向神社(摂社)大神神社
    神坐日向神社(摂社)大神神社

    大神神社の一番北東に鎮座します摂社の神坐日向神社(みわにますひむかいじんじゃ)です。

    大神神社の主祭神、大物主大神の御子神をはじめ、ご子孫を神々としてお祀りしています。社殿が神社建築では珍しく北向きになっています。

    ご祭神

    • 櫛御方命(くしみかたのみこと)
    • 飯肩巣見命(いいかたすみのみこと)
    • 建甕槌命(たけみかづちのみこと)

    桧原神社(境外摂社)

    桧原神社(境外摂社)大神神社
    桧原神社(境外摂社)大神神社
    桧原神社(境外摂社)大神神社
    桧原神社(境外摂社)大神神社

    大神神社のアクセス

    大神神社のアクセス
    • 神社名:大神神社(おおみわじんじゃ)
    • 住所:奈良県桜井市大字三輪1422(Googleマップ)
    • 駐車場:無料駐車場あり
    • 営業時間:9:00~17:00(授与所)
    • アクセス:JR「三輪駅」下車徒歩8分
    • 大神神社HP:大神神社
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    大神神社の周辺神社をご紹介

    大和神社

    橿原神宮

    石上神宮

    葛木坐火雷神社

    【奈良・大神神社】呼ばれないといけない撮影禁止の三輪山登拝

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