兵庫県尼崎市西本町の国道43号線沿いに鎮座します「貴布禰神社」(きふねじんじゃ)は京都市の総本社貴船神社と漢字は違いますが、同じ神様を祀る神社(京都が総本宮)です。
同名の同じ貴布禰神社が尼崎市長洲中通3丁目に鎮座していますが、分祀されたと言われています。神社の大きさは今回の西本町の方が大きいです。
それでは貴布禰神社を見ていきましょう。
- 神社名:貴布禰神社(きふねじんじゃ)
- ご祭神:高龗神
- ご利益:縁結び・商売繁盛・厄除開運
- 旧社格:県社
- 住所:兵庫県尼崎市西本町6-246(Googleマップ)
- 営業時間:6:00~17:00
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:阪神電車「出屋敷駅」下車徒歩8分
貴布禰神社 歴史
創建は不明だが、摂津志には嘉歴元年(1326年)に創建されたと伝えられています。元は尼崎城内三ノ丸に鎮座していましたが、正徳5年(1715年)に現在地に遷座しました。
貴布禰神社は全国に約450社ありその内、福岡県が140社・大分県が94社あります。総本社は京都の貴船神社になります。
貴布禰神社 ご祭神
主祭神
- 高龗神(たかおかみのかみ)
☞水を司る神様で、京都貴船神社のご祭神
配祀神
- 賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)
☞京都上賀茂神社のご祭神
- 賀茂御祖神(かもみおやのかみ)
☞京都下鴨神社のご祭神
貴布禰神社のご利益
- 縁結び
- 商売繁盛
- 厄除開運
汚れが目立たない大鳥居の色
高さ7mあるこの大鳥居は平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災で全壊しましたが、翌年に再建されました。
この鳥居の色が深緑になっているのは、社殿とのバランスと国道43号線沿いという環境の問題から汚れが目立たない色が選ばれました。
尼崎の神社では珍しい表門(南門)
大鳥居をくぐると現れる表門。表門は1700年頃に建立され、阪神・淡路大震災で半壊はしましたが、修復しました。
貴布禰神社 社殿
社殿は昭和25年(1950年)に建立しました。平成14年(2002年)に改修工事が行われ現在の社殿の雰囲気になっています。
セット料金がお得な御朱印
授与所でお札・お守り・御朱印の購入ができます。
御朱印は2種類(貴布禰神社と白波稲荷神社)から選ぶことができます。
各300円となっていますが、2種類とも御朱印を受けられる方は、なんと500円の初穂料になります。
セット料金割引がある御朱印です。
貴布禰神社の境内社(摂社・末社)
榎社
境内の一番北鳥居側に鎮座します榎社でご祭神は榎大神を祀っています。
相殿社
相殿社(あいでんしゃ)のご祭神は素戔嗚大神(すさのおおおかみ)と大比叡大神(おおびえのおおかみ)の2柱を祀っています。
愛敬三社
愛敬三社(あいけいさんしゃ)のご祭神は可愛霊神(うまいのたまのかみ)、可美霊神(えのたまのかみ)、善哉霊神(えなにえのたまのかみ)の三柱を祀っています。
尼崎の旧藩主である松井家に非常にご縁の深い社で、宝暦4年(1754年)に松平忠名公の名によって造営されました。
市庭戎社
市庭戎社(いちにわえびすしゃ)のご祭神は蛭子神(ひるこのかみ)で商売繁盛・社業繁栄のご利益があります。
市庭町(現東本町3丁目・4丁目)の産土神で大正4年(1915年)にこの境内に遷座しました。
白龍社
白龍社(はくりゅうしゃ)は白龍大神がご祭神で家内安全・商売繁盛のご利益があります。この白龍社は企業が社業の発展と安全を祈願して鎮座しました。
白波稲荷神社
白波稲荷神社(しらなみいなりじんじゃ)のご祭神は倉稲魂神(うがのみたまのかみ)で五穀豊穣・商売繁盛のご利益があります。
貴布禰神社 祭事
- 1/1 歳旦祭
- 1/10 市庭戎神社大祭
- 4/26 白波稲荷神社大祭
- 7/16 夏越祭
- 8/1・2 だんじり祭
- 9/24 愛敬三社祭礼
- 12/31 除夜祭
貴布禰神社のアクセス
- 神社名:貴布禰神社(きふねじんじゃ)
- 住所:兵庫県尼崎市西本町6-246(Googleマップ)
- 営業時間:6:00~17:00
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:阪神電車「出屋敷駅」下車徒歩8分