和歌山県紀の川市の紀ノ川広域農道沿いに鎮座する春日神社。道路沿いに神社とは反対側に大鳥居があり。そこから北に200m進んだ所に境内があります。
同じ道路沿いに鎮座します海神社からも近いです。木々に囲まれて海神社とはまた違う雰囲気の神社になっています。
それでは紀の川春日神社を見て行きましょう。
- 神社名:春日神社(かすがじんじゃ)
- ご祭神:健御賀豆智命・天児屋根命
- ご利益:勝運・縁結び・夫婦円満・武運守護・厄除開運
- 住所:和歌山県紀の川市中三谷808(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- アクセス:大阪方面(京奈和自動車道「岩出根来IC」出て紀ノ川農道東に約3km)奈良方面(京奈和自動車道「紀の川IC」出て紀ノ川農道西に約2km)
春日神社は創建800年の歴史の神社
「紀伊続風土記」によれば「池田荘十六箇村の産土神」として崇敬され800年余りの歴史をもちます。
後堀河天皇(ごほりかわてんのう)の御代(みよ)、貞応年間(1200年頃)にこの地を訪れた明恵上人(みょうえしょうにん)が南に2kmの場所に金剛寺を建立した際に、その守護神として奈良三笠山の春日大社より勧請したことが春日神社の始まりです。
その後400年間は戦の神として、また勝運の神として地元の方はもちろんのこと河内、摂津、大和、近江方面からも参拝者が訪れました。
天正13年(1600年)頃には豊臣秀吉が根来衆を攻略した際、延焼で社殿をはじめ多くの建物と宝物古文書が焼失しました。
その後に復興されましたが資金不足によって5社あった社殿も3社となり神楽殿や神輿殿は再建されませんでした。
春日大社から勧請したご祭神
ご祭神
- 健御賀豆智命(たけみかづちのみこと)
- 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
配祀神
- 経津主命(ふつぬしのみこと)
- 大日女命(おおひるめのみこと)
- 天押雲命(あめのおしくものみこと)
- 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
※大日女命と天照皇大神は同一神なので同じ神様が2柱祀られているのは不思議です。
春日神社のご利益
- 勝運
- 縁結び
- 夫婦円満
- 武運守護
- 厄除開運
農道開通によって完成した二の鳥居
元々は現在の一の鳥居から一本道で境内に繋がっていましたが、農道が昭和50年に横切ったため、朱塗りの鳥居を建立されました。
駅のホーム仕様な拝殿に三社造りの本殿
境内が広く間に何もないので拝殿の鎮座感がすごいです。拝殿は昭和63年に改築されました。
春日神社の拝殿です。拝殿の奥には本殿があるのですが、ここの本殿は中に3社造りになっており3つに分かれています。
小銭?小判?で春日大明神の文字を作っています。一度下書きしてからの方がよかったんじゃないかと思ったり…(春の縦長いのがどうしても気になります。)拝殿は中がベンチみたいになっており、昔の駅のホームみたいな感じがありました。
奥に見えるのが3つに分かれた本殿です。
春日神社へのアクセス
- 神社名:春日神社(かすがじんじゃ)
- 住所:和歌山県紀の川市中三谷808(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- アクセス:大阪方面(京奈和自動車道「岩出根来IC」出て紀ノ川農道東に約3km)奈良方面(京奈和自動車道「紀の川IC」出て紀ノ川農道西に約2km)
春日神社の周辺神社