京都の市街地から国道162号線(周山街道)を北上した山間部、小野郷にひっそりとたたずむ小さな神社です。岩戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ)はその名前の通り、境内には樹齢400年以上ともいわれる4本の銀杏の巨木があります。晩秋には色づいた木々が葉を落とし、境内一面が黄金色の絨毯で敷き詰められたかのような幻想的でとても美しい光景となります。最近では郊外でありながらも京都屈指の隠れた黄葉、落葉の映える神社として人気を集めています。
ご利益はリフレッシュや所願成就があり、紅葉の季節は見映えの良さから更に心身ともにリフレッシュできます。
それでは岩戸落葉神社を見ていきましょう。
- 神社名:岩戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ)
- ご祭神:天御衣織女稚姫神・弥都波能売神・瀬織津比咩神
- ご利益:リフレッシュ・身体壮健・所願成就
- 住所:京都府京都市北区小野下ノ町170(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:京都駅からJRバス「高雄・京北線」乗車約70分、「小野郷」下車徒歩1分
自然が織りなす美しい鳥居
岩戸落葉神社は清滝川・岩谷川・笠谷川が合流する地点にひっそりと鎮座しています。
この神社は、小野上村の氏神である「岩戸社」と小野下村の氏神である「落葉社」の2社が鳥居と拝殿を共有して並んで祀られてることから岩戸落葉神社と呼ばれています。
秋には黄色に染まった銀杏と鳥居の朱色、他の木の緑色のコントラストがとても華やかな印象です。
幹周り3m・高さ20mを越える4本の大銀杏の葉は、境内奥の方から先に葉を落とし地面を埋め始めます。そして、道路に面した外側の大銀杏へと順に葉を落としていきます。
黄金の絨毯を踏みしめ、空を仰げば黄金の天井から黄金色の葉がキラキラと降り注ぐ光景は、自然が織りなす絶妙な美しさです。
11月中頃には、年に一晩だけ地域の人々がライトを持ち寄り、夜間ライトアップされ暗闇に大銀杏が照らし出されます。
岩戸神社・落葉神社のご本殿
境内の案内板によると・・・
創建・由緒は不詳ですが平安時代前期にはすでに祀られており、岩戸社は元の「天津石門別稚姫神社」、落葉社は元の「堕川神社」で共に延喜式(えんぎしき)内社でしたが、元和年間に岩戸社が火災に遭ったため、落葉社に合祀され岩戸落葉神社となったそうです。
岩戸社のご祭神は、天御衣織女稚姫神(あめのみそおりめわかひめのかみ)・弥都波能売神(みづはのめのかみ)・瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)の3柱の女神が祀られており、いずれも水に関わる神として知られています。
落葉社のご祭神は、落葉姫命(おちばひめのみこと)が祀られています。
落葉姫命とは、紫式部『源氏物語』の登場人物、落葉の宮(女二の宮)とされており、この小野郷に隠棲したことに因んで祀られたとされています。このように架空の物語の登場人物をご祭神として祀るられるのは、たいへん珍しいです。
岩戸落葉神社の境内社(摂社・末社)
岩戸落葉神社のアクセス
- 神社名:岩戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ)
- 住所:京都府京都市北区小野下ノ町170(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:京都駅からJRバス「高雄・京北線」乗車約70分、「小野郷」下車徒歩1分
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