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    【兵庫川西市・小戸神社】ご利益・ご祭神・境内の雰囲気・アクセスは?

    小戸神社

    兵庫県川西市に鎮座します「小戸神社」(おおべじんじゃ)は山・海・酒造の神である大山津見尊(おおやまつみのみこと)他2柱を祀る神社です。境内には樹齢600年の兵庫県重要文化財に指定されている大くすがあります。

    阪急宝塚線「川西能勢口駅」から徒歩8分ぐらいの場所にあり、閑静な住宅街の中にあるすごく落ち着いた雰囲気の神社です。

    阪急宝塚線「川西能勢口駅」は能勢電鉄妙見線ともつながっており、また徒歩圏内にJR宝塚線「川西池田駅」もあるので、この付近はアクセスも良く人気の街です。

    それでは小戸神社を見ていきましょう。

    小戸神社 基本情報
    • 神社名:小戸神社(おおべじんじゃ)
    • ご祭神:大山津見尊・素戔嗚尊・天児屋根命
    • ご利益:夫婦和合・五穀豊穣・商売繫盛・家内安全
    • 旧社格:村社
    見どころ
    • 創建1000年を超える神社
    • 川西市指定文化財の狛犬
    • 樹齢600年のご神木
    小戸神社 アクセス
    • 住所:兵庫県川西市小戸1-13-17(GoogleMAP)
    • アクセス:阪急宝塚線川西能勢口駅東口から徒歩約6分・JR宝塚線川西池田駅北口から徒歩約13分
    • 駐車場:駐車場無し(徒歩3分の場所に有料Pあり)
    目次

    創建1000年を超える小戸神社の歴史

    小戸神社 鳥居

    小戸神社の創建は不明ですが、史書(ししょ)をひもとくと平安時代の延喜5年(905年)に醍醐天皇(だいごてんのう)の勅命によってつくられた書物、延喜式(えんぎしき)に全国の由緒ある神社2,861社が取り上げられ、その中の「摂津国河辺郡の部(せっつのくにかわべこおりのぶ)」に「小戸神社」が記載されています。

    この「延喜式」が編纂(へんさん)されたのが元慶年間(877年~884年)であることから、小戸神社の創祀はこの年代より更にさかのぼると考えられます。

    「延喜式」には川西市内の鴨神社(かもじんじゃ)や多太神社(ただじんじゃ)も記載されています。

    ※延喜式とは平安時代の法令が書かれた書物のことで、神社を等級化した制度です。

    小戸神社 拝殿

    御本殿の覆い屋(おおいや)と拝殿は、阪神大震災の影響により傷みがすすみ、氏子崇敬者(うじこすうけいしゃ)の篤志(とくし)により平成20年に大修復工事を行い、現在の麗しい社殿になりました。

    大山津見尊をご祭神として祀る社殿とご利益

    小戸神社のご祭神は大山津見尊(おおやまつみのみこと)と合祀神として素戔嗚尊(すさのおのみこと)と天児屋根命(あめのこやねのみこと)を祀っています。

    ご祭神

    • 大山津見尊(おおやまつみのみこと)

    合祀神

    • 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
    • 天児屋根命(あめのこやねのみこと)

    明治時代に全国の村々の神社を、その地域の中心となる神社に統合する「神社合祀令(明治39年)」によって、現在の小戸3丁目12番付近に鎮座した「八坂神社(ご祭神:素戔嗚尊)」と花屋敷1丁目29番付近に鎮座した寺畑集落(てらはたしゅうらく)の氏神(うじがみ)「細川姫神社(ご祭神:天児屋根命)」を延喜式に記載されている小戸神社に明治42年9月14日に合わせてお祀りするようになりました。

    ※この「合祀令」は鎮守(ちんじゅ)さまを中心とする日本の伝統文化を崩壊させるものであるとする有識者(ゆうしきしゃ)の反対運動により大正10年に廃止されました。

    ご利益

    • 夫婦和合
    • 五穀豊穣
    • 商売繁盛
    • 家内安全

    小戸神社の授与所(お守り)

    一の鳥居をくぐるとすぐ右手に社務所があります。ここでお守り・おみくじ・絵馬・守護矢・絵馬矢・破魔矢が購入できます。御朱印もここで購入できます。

    お守りの種類・・・

    • 健康御守
    • 安産御守
    • 厄除御守
    • 学業成就御守
    • 交通安全御守

    川西市の指定文化財になっている「狛犬」

    御本殿の扉の脇に像高約30cmの極彩色(ごくさいしき)を施された木製の狛犬があります。また境内参道には三対の狛犬があり、参道の国道近くの一対は天保12年(西暦1841年)に奉納され、拝殿前の一対は平成12年に奉納。本殿覆い屋脇の一対は文政6年(西暦1823年)に奉納されました。

    この小戸神社の狛犬は川西市の指定文化財となっています

    小戸神社 鹿島社・稲荷社

    小戸神社 末社

    御本殿の左側奥に「鹿島神社・稲荷神社」末社(まっしゃ)があります。この社(やしろ)は昭和30年代に結成された地域の団体である白龍講によって「白龍神社」と一時期呼ばれていましたが、現在は元の社名に戻っています。

    「鹿島神社」のご祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)。この神様は古代豪族中臣氏(こだいごうぞくなかとみし)が信奉(しんぼう)し奈良の春日大社のご祭神です。

    中臣氏末裔(なかとみしまつえい)の藤原氏や歴代の天皇に篤く信仰されています。

    鹿島の神様は、日本に地震を起こす大鯰(おおなまず)を退治する神としても信仰があります。

    「稲荷神社」明治42年に合祀された八坂神社の末社であった稲荷神社を鹿島神社に合祀されました。

    ご祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)。「宇迦(うか)」とは穀物で食べ物全般の神様です。稲荷の起源は「稲成る(いねなる)」とされ、農業の五穀豊穣・商売繁盛の進行も篤く、全国の津々浦々にお祀りされています。

    樹齢600年のご神木「大くす」

    小戸神社 大楠 ご利益

    境内北西の隅に兵庫県文化財の指定を受けた大きな楠があります。根回り約12メートル、樹高30メートル、樹齢約600年と推定され、室町時代から成長したものと思われます。

    近年大楠のすぐそばまで宅地化が進み、道路の舗装等も含めて大楠をとりまく環境は悪化し、樹勢(じゅせい)が衰弱傾向(すいじゃくけいこう)にあり、樹木医の指導を得て樹勢回復を図っています。

    二宮金次郎石像

    小戸神社 二宮金次郎

    境内南西の隅に二宮金次郎石像があります。平成21年4月に奉納されました。

    二宮金次郎が読んでいる本のところにお賽銭を置く方がいらっしゃるのでしょう。「ここに賽銭を置かないでください」と書いてあります。

    小戸神社の年中行事

    • 1/1 元旦祭
    • 1/15 とんど祭
    • 1月最終土日 厄除祈願祭
    • 2/3 節分祭
    • 2/28 祈年祭(春祭)
    • 7/18 夏越おはらい祭(夏祭)
    • 10/18 例大祭(秋祭)
    • 11月中旬 七五三まいり
    • 11/24 新穀感謝祭(冬祭)
    • 12/31 年越大祓式

    小戸神社のアクセス

    • 神社名:小戸神社(おおべじんじゃ)
    • 住所:兵庫県川西市小戸1-13-17(GoogleMAP)
    • 阪急宝塚線川西能勢口駅東口から徒歩約6分
    • JR宝塚線川西池田駅北口から徒歩約13分
    • 駐車場:駐車場無し(徒歩3分の場所に有料Pあり)
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