京都市下京区に鎮座します「若一神社」(にゃくいちじんじゃ)は平清盛が御神託を受け若一王子のご神体を見つけ祀ったのがはじまりの神社です。
ご神体に開運出世の祈願をしたところ翌年に「太政大臣」を任せられ平氏の勢威がのびたことから、「開運出世」のご利益があるとされています。
開運出世(立身出世)のご利益で有名なのが、京都市左京区に鎮座します「出世稲荷神社」ですが、それに引けを取らない神社で境内は広くはありませんが、すごくパワーを感じられる神社となっています。
この神社には座敷わらしが現れるフォトスポットがあります!見たものには幸運が訪れると言われる座敷わらし!写真に写っていれば…‼
それでは若一神社を見ていきましょう。
- 神社名:若一神社(にゃくいちじんじゃ)
- ご祭神:若一王子(にゃくいちおうじ)
- ご利益:開運出世(立身出世)
- 旧社格:村社
- 座敷わらしに会えるかも!?フォトスポット
- 平清盛公ゆかりのご神水「神共水」
- 平清盛手植えの楠
- 住所:京都府京都市下京区七条御所ノ内本町(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由(社務所9:00~17:00)
- 駐車場:無料駐車場無し
- アクセス:京都市バス「西大路八条」下車 徒歩1分
- 【京都神社アクセスマップ】見ればわかる最強便利ツール(画像付)
座敷わらしとご一緒に!幸せを手に入れるフォトスポット
ご神木エリアには「座敷わらしさんとご一緒に」と言ったフォトスポットがあります!!
座敷わらしとは東北に伝わる精霊的小童で、見た者には幸運が訪れるといわれています。
また気に入った人と一緒に、その人の家までついてくるとされており、座敷わらしを連れて帰ることのできた人の家に棲みついて、幸福に導いてくれるともいわれています。
そんな座敷わらしが若一神社にいるかも!?
授与所では座敷わらし守を購入する事ができ、家族の賑わい・家族の繁栄のご利益があります。
平清盛が御神託を授かり若一王子を祀った「若一神社」の歴史
創建は宝亀3年(772年)唐から渡来し天王寺に居住した威光上人(いこうしょうにん)が紀州熊野を詣でた際、迷い苦しむ人々を救済しようと、若一王子の御分霊のご神体を背負い旅立ち、当地の古堂で一夜を明かしたところ、御神託を授かり堂中にご神体を安置しました。
その後、当地は荒廃しましたが平清盛公が六波羅に在住していた頃には当地は浅水の森と称し、風光明媚(ふうこうめいび)な土地として名を馳せており、平清盛公は当地に西八条御所と称される別邸を造営しました。
仁安元年(1166年)に平清盛公が熊野詣をした際に「土中に隠れたるご神体、世に出し奉斎せよ」と御神託を授かり、帰京後に邸内を探したところ、東方の築山が夜光を放っており、平清盛公みずかが3尺ほど掘った所で土中から若一王子のご神体が現れ、当地に社殿を造営し鎮守しました。
ご祭神
- 若一王子(にゃくいちおうじ)
ご利益
平清盛公がご神体に開運出世を祈ったところ、太政大臣を任せられた事から開運出世のご利益があります。
- 開運出世(立身出世)
開運出世のパワースポット平清盛公ゆかりのご神水「神共水」
若一神社のご神水は「神共水」(じんぐすい)といい、平清盛が病にかかった際にこの水で熱を冷ましたと伝えられています。
古くから浅水の森と呼ばれるほど、水が豊かに湧いていたそうです。
運が開けたとの口コミが後を絶たないとか!?
「開運出世の水」としてご利益にあやかろうと、水を汲みにこられる参拝者がたくさん訪れます。
地元では新生児誕生した際の産湯としても使用されているそうです。
西大路通り沿いのご神木「平清盛手植えの楠」
若一神社のご神木は2本あり、一つは境内に、もう一つは神社の入り口西大路通沿いにあります。
西大路通り沿いに立つ樹齢800年を超える楠木は、平清盛が太政大臣に任ぜられたのに感謝して手植えされたもので、若一神社の象徴となっています。
1939年(昭和14年)に北大路通から九条通を南北に結ぶ大通りとして市電の敷設工事をすることになり、この楠木を別の場所に移し替えようとした際、工事関係者に次々と不幸や事故が相次ぎ、これを祟りと恐れた関係者が計画を変更し、西大路通はこの区間だけ少し西へ蛇行させることになったそうです。
また、枝が邪魔だとして木に登り、枝を切り落とした人がそのまま木から落ちたという噂も・・・
火事の際にも焼け残ったこの楠木は、木を切ったり移し替えようとすると必ず祟りがあると伝えられているそうです。
お守り・御朱印・絵馬(授与所)
平清盛の出世にちなんだ「開運出世守り」や、一つ一つ手作で、それぞれお顔やお着物が違う「座敷わらしの御守り」など若一神社ならではのお守りや、心願成就・交通安全・学業成就・健康長寿・病気平癒・勝負・安産など様々なお守りが取り揃えられています。お守り各種(初穂料800円)
「水みくじ鉢」に浮かべると文字が浮かび上がる「開運出世水みくじ」(初穂料300円)
開運出世絵馬(初穂料500円)
御朱印(初穂料300円)
若一神社の境内社(摂社・末社)
弁財天社
弁財天社のご祭神は「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)で芸能・音楽向上、金運・財運向上のご利益があります。
1716年(正徳5年)滋賀県の琵琶湖に浮かぶ竹生島に鎮座する宝厳寺弁財天堂より勧請しました。
寿命社
寿命社のご祭神は高砂尉(じょう)と姥(うば)で、社名の通り延命長寿・夫婦円満・子孫繁栄のご利益があります。
1573年~1593年(天正年間)に播州高砂神社より勧請しました。
その昔、高砂神社の境内に一本の根から雄雌の幹が左右に分かれた松が生え、尉と姥に姿を変えたイザナギ・イザナミが現れ、夫婦の在り方を説いたと伝えられています。
祖霊社
祖霊社は昭和58年に建立され、神社に奉仕された神職の方や総代の御霊が祀られています。
稲荷社
稲荷社のご祭神は稲荷大神で、稲を象徴する農耕の神、稲荷大明神、お稲荷様ともいわれています。
商売繁盛・生業繁栄のご利益があります。
伏見稲荷大社より勧請しました。
若一神社のアクセス
- 神社名:若一神社(にゃくいちじんじゃ)
- 住所:京都府京都市下京区七条御所ノ内本町98(Googleマップ)
- 境内自由(社務所9:00~17:00)
- 駐車場:無料駐車場無し
- アクセス:JR「西大路駅」下車 徒歩5分 京都市バス「西大路八条」下車 徒歩1分
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若一神社の周辺神社をご紹介
鎌達稲荷神社
若一神社から一番近くにある神社が徒歩12分の場所に鎮座しています鎌達稲荷神社(けんたついなりじんじゃ)です。
鎌達稲荷神社は勝負事やギャンブルが好きな方には是非とも訪れてほしい神社でご利益が「勝負運」「競技勝利」「賭博勝利」です。
六孫王神社
続いてご紹介しますのが、若一神社から徒歩17分の場所に鎮座しています六孫王神社(そくそんのうじんじゃ)です。
六孫王神社は良縁成就・恋愛成就のご利益があり、桜の名所ということもあり3.4月にはたくさんの参拝者が訪れます。
吉祥院天満宮
最後にご紹介するのが若一神社から徒歩20分の場所に鎮座しています吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)です。
吉祥院天満宮は北野天満宮よりも早く創建された初の天満宮とも呼び声が高い神社で、初の天満宮と思えないほど色んなキャラクターが社殿を守護しています。