京都府長岡京市にあります「走田神社」。2018年の台風21号の影響で境内まで(鎮守の森)の木々が多数倒れ、参道がふさがれ参拝に行くことが不可能となりました。
そして被害を受けた鎮守の森の木々を伐採し、再び参拝に行くことが可能となり、そこに現れたのが長岡京市や京都の街並みを一望できる絶景。自然の災害は良い事ではありませんし、あってはならないことですが本来では見られない景色を見れている贅沢感は否めません。
走田神社は日本全国に約1000社ほどある春日神社のご祭神「春日神」を祀っています。
それでは走田神社を見ていきましょう。
春日四柱を祀る「走田神社」の歴史
創建は不明でありますが、927年の延喜式の神名帳に記載されていた事から、平安時代にはあったようです。
かつては妙見菩薩が合祀されていたため「妙見社」と言われ、寂照院(じゃくしょういん)の鎮守でありましたが、明治以降、正式に「走田神社」と呼ばれるようになりました。社名の「走田」は初穂をつくる田を指し、早稲田の守護神であったでしょう。
ご祭神は春日四柱である天児屋根神・武甕槌神・経津主神・姫大神を祀っており、ご利益は学業成就・出世開運・家内安全・病気平癒・縁結びなどがあります。
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ご祭神
- 天児屋根神(あめのこやねのかみ)
- 武甕槌神(たけみかづちのかみ)
- 経津主神(ふつぬしのかみ)
- 姫大神(ひめおおのかみ)
ご利益
- 学業成就
- 出世開運
- 家内安全
- 病気平癒
- 縁結び
台風の影響で消え去った「鎮守の杜」
2018年の台風21号の影響で境内まで(鎮守の杜)の木々が多数倒れ、参道がふさがれ参拝に行くことが不可能となりました。
以前の走田神社を知っている人からは想像のできない雰囲気になっています。元々は木々が生えそろっており、この画像からでは階段上の勧請縄は見えていない状態です。
これが以前の上空から見た走田神社ですが木々の中から社殿が見えるだけで後は何も見えません。
厄災防止のストッパー「勧請縄」
階段を上ると途中に「勧請縄(かんじょうなわ)」が現れます。
勧請縄とは呪物を付した注連縄を張る習慣で疫病など厄災が域内に入るのをふさぐ効果があります。
走田神社の境内社
走田神社には4つの摂末社があります。
春日社・熊野神社・稲荷神社・蛭子社
走田神社の保存樹
境内奥には保存樹があります。平成14年3月28日に長岡京市から保存樹として指定されました。
走田神社から見える景色
なんというか神社から京都のこういう眺めを見ると心が穏やかになるというか、すごく心が澄んだ気持ちになりました。
走田神社のアクセス
神社名:走田神社(はしりだじんじゃ)
住所:京都府長岡京市奥海印寺走田3