大阪府羽曳野市に鎮座します誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)は応神天皇陵(全国2位の巨大古墳)の南側に鎮座する日本最古の八幡宮です。
安産や厄除けのご利益があり、多くの参拝者が訪れる神社となっています。
それでは誉田八幡宮を見て行きましょう。
- 神社名:誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)
- ご祭神:応神天皇・神功皇后・仲哀天皇
- ご利益:安産・厄除け・家内安全・交通安全
- 旧社格:府社
- 住所:大阪府羽曳野市誉田3-2-8(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:9:00~17:00
- アクセス:近鉄南大阪線「古市駅」下車徒歩10分
誉田八幡宮 歴史
欽明天皇20年(559年)に朝鮮半島の任那(にんな)の復興を目指した欽明天皇により、応神天皇陵前に神廟(しんびょう)が設置されたことをもって創建としており、最古の八幡宮と称しています。
本殿と拝殿は慶長11年(1606年)に豊臣秀頼氏によって再建されましたが、完成直前に大阪冬の陣・夏の陣が勃発したため、8割方出来上がったまま放置されていましたが徳川家光が再建工事を続け寛永年間に竣工しました。
誉田八幡宮 ご祭神
- 中座…応神天皇(おうじんてんのう)
- 右座…神功皇后(じんぐうこうごう)
- 左座…仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
誉田八幡宮 ご利益
- 安産
- 厄除け
- 家内安全
- 交通安全
誉田八幡宮 南大門
誉田八幡宮の正面は京街道に面している場所になりますが、南にあるこの南大門もインパクトがあります。ただこちらの南大門は神社の門ではなく江戸時代に八幡宮の神宮寺であった長野山護国寺の門です。
誉田八幡宮 鳥居
こちらが京街道沿いにあります正面入口です。燈籠と鳥居の雰囲気がいいですね
誉田八幡宮 手水舎
南大門をくぐると右手に手水舎があります。ここで手と口を清めましょう。
誉田八幡宮 拝殿
ほぼ豊臣秀頼氏によって再建された拝殿です。拝殿は天井が張られていないので、木組みを観察することができます。
再建の最後は徳川家によって仕上げられたため、三つ葉葵の定紋が付けられています。
サッカーで言うとペナルティーエリアで倒されてPKを獲得したのは、豊臣秀頼なのにPKを蹴るのが徳川家光みたいな感じですね。
誉田八幡宮の境内社(摂社・末社)
安産社
境内左手に安産社と安産木があります。
この場所は神功皇后が応神天皇を出産されるとき槐(えんじゅ)の木を刈り取って産屋を造ったところ応神天皇が誕生されたという故事があります。
安産祈願をされる際はこの安産社も同時に参拝すると2倍のご利益が授かれます。
当宗社
当宗社(まさむねしゃ)のご祭神は現在は素戔嗚尊(すさのおのみこと)ですが、当初は「当宗忌寸(まさむねのいみき)」の祖神であります山陽公を祀っていました。
姫待稲荷社
姫待稲荷社(ひめまついなりしゃ)のご祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)で商売繁盛・五穀豊穣のご利益があります。
恵比寿社
恵比寿社(えびすしゃ)のご祭神はえびす大神で、商売繁盛・家内安全のご利益があります。
誉田八幡宮 放生橋
本殿から応神天皇陵に向かう参道を横切って流れる放生川に架けられた放生橋(ほうじょうばし)
橋の長さは5.8m、幅2.5m、高さ4.8mの放生橋は応神天皇の神霊をのせた神輿が本殿からこの橋を渡って応神天皇陵に行くための橋となっています。
応神天皇専用橋と言っても過言ではありません。普段はこのように通行できなくなっています。
誉田八幡宮 神馬
誉田八幡宮 宝物館
宝物館は土曜日のみの開館で13時~16時まで。(入館料400円)
誉田八幡宮 祭事
- 1/1 歳旦祭
- 1/2 安産祈願祭
- 1/3 厄除交通安全祈願祭
- 1/9 えびす祭
- 1/15 とんど祭
- 2/3 厄除祈願大祭
- 4/1 姫待稲荷祭
- 5/8 夏祭
- 9/14 秋季大祭宵宮祭
- 9/15 秋季大祭
- 12/31 除夜祭
誉田八幡宮 アクセス
- 神社名:誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)
- 住所:大阪府羽曳野市誉田3-2-8(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:9:00~17:00
- アクセス:近鉄南大阪線「古市駅」下車徒歩10分