大阪市福島区に鎮座します野田恵美須神社(のだえびすじんじゃ)はJR野田駅から徒歩5分圏内にある十日えびすが行われる人気の神社です。
ご祭神はえべす様以外にも最高神である天照皇大神や八幡宮の神である八幡大神を祀っており、商売繁盛・開運・勝運のご利益があります。
境内社も有名な神社の分霊が鎮座しており、ご利益たっぷりの神社となっています。
それでは野田恵美須神社を見ていきましょう。
- 神社名:野田恵美須神社(のだえびすじんじゃ)
- ご祭神:事代主大神・天照皇大神・八幡大神
- ご利益:商売繁盛・航海安全・出世開運・武運長久・勝運
- 旧社格:諸社
- 住所:大阪府大阪市福島区玉川4-1-1(Googleマップ)
- 駐車場:無し(近隣に有料パーキングあり)
- 営業時間:境内自由
- アクセス:JR大阪環状線「野田駅」下車徒歩約7分
約900年前に創建された野田恵美須神社の歴史
創建は記録が残っておらず不明でありますが神社に保存されています「御影石」の建石の表面に「ゑみすのみや」と刻まれ、側面に「永久三乙未年三月」と刻まれている為、永久3年(1115年)が創建の年ではないかと言われいます。
平安時代のこの辺りの土地は、大阪湾が今よりも奥深く入り込んでいて、その中に難波八十島(なにわやそじま)が点在し、その多くの島々が淀川の堆積作用(たいせきさよう)によって段々全体が陸地に化していくような状態でした。
その平安時代の末期から開発されはじめ野田恵美須神社創建に繋がっていったのではないかと言われています。
エビス様を祀る本殿とご利益
当初この地を開発したのは漁業を営む人々であり、漁民の一団が自分たちの信仰する「エビス大神」をお祀りしたことが起源となっています。
そのエビス大神こと事代主大神を本殿の中央にお祀りし、相殿の右手に天照皇大神、左手に八幡大神を祀っています。
社殿は本殿・幣殿・拝殿の3棟から成り立っており、幣殿と拝殿は明治33年に建築されました。
- 事代主大神(ことしろぬしおおかみ)
- 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
- 八幡大神(やはたおおかみ)
ご利益は
- 商売繁盛
- 航海安全
- 出世開運
- 武運長久
- 勝運
松下幸之助のゆかりのある神社
境内の奥、社殿の裏手にあります「神域拡張祈念碑」
これは昭和初期に野田恵美須神社の敷地は約600坪でありましたが、皇紀2600年を記念して神域の拡張計画がなされ、神域拡張奉賛会の熱意と努力により必要な資金が調達され、昭和17年約1,000坪に神域が拡張されたこの歴史的事業を永久に語り継ぐために造られた記念碑です。
その中に松下幸之助氏の名前が刻まれています。
松下幸之助氏は氏子総代(宮司をサポートする役目)を大正13年から大正15年及び昭和3年から昭和4年までの延べ5年間勤められました。
野田恵美須神社のお守りと御朱印
境内左手に授与所があります。絵馬は5種類から選べます。(500円)その他に錦袋入りお守りやお札やおみくじが購入できます。
御朱印は「野田恵美須神社」と書かれたシンプルな感じの御朱印です。
全国的に有名な神社を境内社として鎮座している
熊野社
熊野社のご祭神は伊弉冉大神(いざなみのおおかみ)を祀っています。
熊野大社は紀州の熊野三山の神で、所願成就の神として崇められています。
金刀比羅社
金刀比羅社のご祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀っています。
讃岐の金刀比羅宮の神で、海上守護・漁業守護や福徳開運の神として崇められています。
稲荷社
稲荷社のご祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)・少彦名大神(すくなびこなのおおかみ)・船玉大神(ふなだまのおおかみ)の三柱を祀っています。
京都伏見稲荷大社の稲荷神で商売繁盛・五穀豊穣の神として崇められています。
野田恵美須神社の祭事
- 1/1 歳旦祭
- 1/9・10・11 十日えびす
- 2/3 節分祭
- 7/19・20 夏祭
- 10/9・10 秋祭
- 12/10 御火焚祭
野田恵美須神社のアクセス
- 神社名:野田恵美須神社(のだえびすじんじゃ)
- 住所:大阪府大阪市福島区玉川4-1-1(Googleマップ)
- 駐車場:無し(近隣に有料パーキングあり)
- 営業時間:境内自由
- アクセス:JR大阪環状線「野田駅」下車徒歩約7分
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