【大阪・野見神社】相撲の神がご祭神！勝運・武芸上達のご利益

大阪府高槻市に鎮座します「野見神社」は疫病を治めるために須佐之男命（牛頭天王）をお祀りした神社で厄除け・病気平癒のご利益があります。

また相撲の神様である野見宿禰命もお祀りしており、剛腕の當麻の村の当麻蹶速（ たいまのけはや ）を倒した由縁から勝運や武芸上達のご利益があると言われています。

野見神社はSNSで映える花手水があると人気で、休日は花手水を目当てに訪れる参拝者で賑わいます。

それでは野見神社を見ていきましょう。

疫病の神「須佐之男命」をご祭神にお祀りする社

創建は9世紀ごろでこの地方に疫病が流行り須佐之男命（当時は牛頭天王）をお祀りしたところ疫病が治まったので社殿を造営しました。

明治元年の神仏分離令によってご祭神を牛頭天王から須佐之男命に変更し、さらに野見宿禰命を合祀し「野見神社」に改称しました。

日本最初の相撲の神「野見宿禰」

野見宿禰は相撲の神様と知られ毎年子供の成長を祈願する「泣き相撲神事」が執り行われます。

神様の前で泣くことにより、より一層のご加護と健康を祈願する行事として行われます。（年齢は生後６ヶ月から二歳くらいまで）

授与所には可愛い力士みくじを購入する事ができます。

当時大和国の當麻の村（現當麻町）に当麻蹶速（たいまのけはや）が「自分より強い者はいない」と豪語していたので、垂仁天皇は出雲の国から野見宿禰を呼び天覧試合を行い 当麻蹶速 を見事倒しました。
その後、奈良の領地をもらい天皇に仕えました。

出雲大社には野見宿祢神社が鎮座しており、社殿前のうさぎは廻しをしています。

花手水で有名なスポット

野見神社の一番の人気スポットがSNSでも話題を集める花手水です。

野見神社の境内社（摂社・末社）

永井神社

永井神社のご祭神は初代高槻藩主の永井直清（ながいなおきよ）をお祀りしており、社殿・唐門（四脚門）は高槻市の指定有形文化財に指定されています。

寛政5年（1793年）に永井直進（ながいなおのぶ）が創建しました。

高槻戎神社

高槻戎神社は昭和31年（1956年）に西宮神社より蛭子大神を勧請しました。

護国神社

四社明神（よんしゃみょうじん）

四社明神は祖霊社・磐神社・稲荷神社・福神社の四社。

• 祖霊社…野見神社の祖先をお祀りしています。
• 磐神社…ご祭神は八衢比古神・八衢姫神・久那斗神の三柱をお祀りしています。
• 稲荷神社…宇迦之御魂をお祀りしています。
• 福神社…ご祭神は七柱の神をお祀りしています。

永井先公遺愛碑

駐車場のそばには永井直清公の遺徳を偲んで立てた永井先公遺愛碑があります。

野見神社のアクセス

• 神社名：野見神社（のみじんじゃ）
• 住所：大阪府高槻市野見町6-6（Googleマップ）
• 営業時間：境内自由
• 駐車場：無料駐車場あり（約25台）
• アクセス：阪急電車「高槻市駅」下車徒歩7分