大阪府豊中市庄本町に鎮座します椋橋総社(くらはしそうしゃ)の神使いは「鯉」で鯉の伝説がたくさんあり、鯉繋がりで近年では広島カープファンの必勝祈願の聖地でもあります。
雰囲気がよくてすごく良い神社です。
それでは椋橋総社を見ていきましょう。
- 神社名:椋橋総社(くらはしそうしゃ)
- ご祭神:素戔嗚尊・神功皇后
- ご利益:国土安全・国家安泰・邪悪災厄除け・病気平癒・学問上達・縁結び・商売繁盛・交通安全・安産・子供守護
- 住所:大阪府豊中市庄本町1-2(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:阪急バス「庄本停留所」下車徒歩2分
鯉に乗って降臨した素戔嗚尊と神功皇后の2柱を祀る神社
椋橋総社には素戔嗚尊(すさのおのみこと)と神功皇后(じんぐうこうごう)の2柱を祀っていますが、素戔嗚尊は高天原から鯉に乗り神崎の水門を経て降臨され、崇神天皇7年に伊香我色乎命(いかがしこをのみこと)が祀ったと伝えられています。
また神功皇后は新羅へ出発の際に、神々を神庭に集め幸を祈願したという場所でもあります。
鯉伝説がある別名「鯉の宮」の椋橋総社
ご祭神である素戔嗚尊が鯉に乗り神崎の水門を経て当地に降臨した事が鯉伝説の一つでもあります。
また、行基菩薩がこの地に留まりし猪名川に板橋をかけ村人の便に供しようとしましたが、流れが早くて成功しなかったので、神に祈った所どこからともなく数多くの鯉が集まり、鯉たちが並んで魚橋を作ってくれたので無事に架橋工事を終える事ができました。
それから以降、行基は村人に鯉を取ったり食べる事を禁じました。村人も鯉を氏神のお使いであると食べず、得た鯉は鯉池に放し、亡くなった鯉は拝殿前の鯉塚に埋めました。
豊富なご利益
- 国土安全
- 国家安泰
- 邪悪災厄除け
- 病気平癒
- 学問上達
- 縁結び
- 商売繁盛
- 交通安全
- 安産
- 子供守護
かつては牛頭天皇社(ごずてんのうしゃ)と呼ばれていた
この周辺は素戔嗚尊(牛頭天皇)が祀られている神社が数多く存在しその中でも、神田八坂神社(大阪府池田市神田)・利倉春日神社(大阪府豊中市利倉)と椋橋総社は豊島(てしま)三大牛頭天皇社と呼ばれていました。
神使いである鯉から広島カープファンの聖地にも
椋橋総社の神使いが鯉である事から、近年は広島東洋カープファンが必勝祈願に参拝されます。
境内より200m南へ離れた鳥居
この鳥居は境内より200mほど南へ離れた場所にあり、鳥居から境内までの参道を「馬場先」と言われています。
鳥居は平成8年(1996年)に再建されたもので、旧鳥居は阪神大震災によって倒壊しました。
池田の亀之森住吉神社も鳥居が倒壊したように阪神大震災は大阪への被害も大きかったんですね。
ご神木の縁結びの木
社務所前にそびえ立つ縁結びの木。クスノキとクロガネモチが合体した御神木で、夫婦円満・縁結びの木として親しまれています。
椋橋総社の境内社(摂社・末社)
出世亀菊天満宮&恵比須神社
出世亀菊天満宮のご祭神は菅原道真(すがわらのみちざね)。鎌倉時代の寵姫亀菊の信仰のあつかった天満宮を勧請し、出世亀菊天満宮としてお祀りしています。
恵比須神社のご祭神は事代主尊(ことしろぬしのみこと)で商売繁盛のご利益があります。
三社神社
三社神社のご祭神は住吉大神・春日大神・愛宕山大権現です。
稲荷社
幼稚園と交差している稲荷社。ご祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)で商売繁盛・五穀豊穣のご利益があります。
椋橋総社のアクセス
- 神社名:椋橋総社(くらはしそうしゃ)
- 住所:大阪府豊中市庄本町1-2(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:阪急バス「庄本停留所」下車徒歩2分