名古屋市の中心街である栄に鎮座する洲崎神社(すさきじんじゃ)は、若宮大通に面し建物に囲まれた場所にありますが、緑あふれる神社で古くからこの地で信仰されてきました。
少しユニークな参拝方法で、縁結びの強力なご利益が授かれるパワースポットとして人気があります。
他にも境内には十二支の像を回る「洲崎の十二支まいり」や、金運招福のご利益がある「白龍龍寿社」など、さまざまなご利益があるとされています。
それでは洲崎神社を見ていきましょう。
- 神社名:洲崎神社(すさきじんじゃ)
- ご祭神:素戔嗚尊・稲田姫命・五男三女神
- ご利益:縁結び・金運アップ・健康・学業・芸能
- 旧社格:郷社
- 住所:愛知県名古屋市中区栄1-31-25(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- 駐車場:無し
- アクセス:地下鉄東山線「名古屋駅」下車 桜通口徒歩20分
若宮大通に面した洲崎神社の鳥居

洲崎神社があるこの地は、もともと入江で地神(石神)が祀られていました。
平安時代初期の貞観年中(859~877年)に石神の導きにより、出雲から素戔嗚尊(すさのおのみこと)がこの地に遷座(せんざ)したのが始まりとされており、「廣井天王」や「牛頭天王社」、「天王崎神社」とも呼ばれてました。
名古屋城築城以前は、現在の栄一丁目全域が神社地でしたが、1612年(慶長17年)に名古屋城ができると社地には武家屋敷が建てられるなど境内は縮小されてしまったそうです。
明治45年には洲崎神社に隣接していた石神を祀る石神神社が合祀されました。
毎年7月13・14日に例祭、7月第3土・日曜日には「提灯祭り」が行われます。
提灯祭りは江戸時代から続く神事で、鳥居の周りや参道には1000個ほどのたくさんの提灯が吊り下げられ幻想的な雰囲気になります。鳥居の先では「茅の輪くぐり」も行われ、無病息災を祈りながら茅の輪を8の字にくぐりぬけます。
道祖神の赤鳥居



鳥居が2つ並んでおり大変珍しい入口です。
右側には「洲崎神社」の鳥居が、左側には「道祖神」と書かれた扁額が掛けられた朱塗りの鳥居があります。
道祖神の鳥居をくぐると突き当たりには末社が並んでおり、参道が右に折れ洲崎神社の参道と合流します。
ご利益アップ!!おすすめ参拝方法



洲崎神社の鳥居をくぐって進んでいくと、二の鳥居の右横に「道祖神」の磐座があります。
そして鳥居に立てかけられた「絆」と書かれた案内板には、良縁祈願の参拝方法が書かれています。
- 御本殿にお参り
- 石神鳥居の小さい鳥居をくぐって難関突破すると願事成就
- 道祖神(こちら)にお参り
・・・という順序です。
もう少し細かく説明すると、
- 社務所へ行き「縁結びの輪」(初穂料500円)を授かり、御札の裏面に名前と願い事を記入します。
- 御本殿(祭神 素盞男尊)にお参りします。
- 石神へ行き御幣を持ち、左・右・左と振って心身を祓い清めて、小さい鳥居をくぐり抜け参拝します。
- 道祖神(こちら)にお参りし、道祖串に「縁結びの輪」を結びましょう。
素戔嗚尊をお祀りしている社殿



本殿の中央には素戔嗚尊(すさのおのみこと)・左には五男三女神(ごなんさんにょしん)・右には稲田姫命(いなだひめのみこと)とのちに布都御魂命が合祀されました。
素戔嗚尊と稲田姫命はご夫婦であることから、縁結びのご利益があるとされています。
縁結びは恋愛だけでなく、人と人との絆や仕事との出会い、進路などのご縁も結んでいただけます。
石神!!小さな鳥居をくぐり抜けて所願成就






拝殿の右横には「石神」(いそのかみ)があり、「布都御魂」(ふつのみたま)と「道祖神」がお祀りされています。
布都御魂神は神武天皇を助けた霊剣のことで、その剣は奈良にある「石上神宮」(いそのかみじんぐう)のご祭神として祀られています。人格ではなく布都御魂という剣に宿る霊力を神格化したものとされています。
高さ50cmほどの小さな赤い鳥居には「道祖神」と書かれた扁額が掛けられています。
道祖神には「猿田彦命」(さるたひこのみこと)と「天鈿女命」(あめのうずめのみこと)が祀られています。
猿田彦命は地上に降りてきた神様を道案内したことから、旅行や交通安全の神様とされています。
こちらもご夫婦の神様ですので、縁結びにご利益があるとされています。
鳥居の下は太鼓橋になっているので、この下をくぐるのは難易度が高そうです。
白龍龍寿社で金運アップ!!






本殿横には「白龍龍寿大神」と書かれた白い旗がたくさん並んでいます。
白龍龍寿社には「白龍大神」と「龍寿大神」の2柱の龍神様(白蛇様)が祀られており、金運アップと仕事運上昇・商売繁盛のご利益があるそうです。
社殿には、宝珠のようなものを守っているかのようにグルグルととぐろを巻いた2匹の白蛇が・・・
上部の壁には蛇や龍の絵馬がたくさん掛けられています。
蛇は古くから「生と死の象徴」「豊穣の象徴」「神の使い」など信仰の対象とされてきました。特に白蛇は幸運の象徴として崇められています。
洲崎神社その他の境内社(摂社・末社)



(左)秋葉社・稲荷社相殿 (中)泰産社・弥五郎社相殿 (右)俤社(大物主大神)
お守り・おみくじ・絵馬(授与所)









洲崎神社のアクセス



- 神社名:洲崎神社(すさきじんじゃ)
- 住所:愛知県名古屋市中区栄1-31-25(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- 駐車場:無し
- アクセス:地下鉄東山線「名古屋駅」下車 桜通口徒歩20分




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