京都市右京区に鎮座します西院春日神社(さいいんかすがじんじゃ)は奈良の春日大社より分霊をお祀りした事がはじまりで、病傷快癒・厄除けや旅行安全・交通安全のご利益などがあります。旧社格は村社です。
崇子内親王(たかこないしんのう)の病気を治したと言われる霊石「疱瘡石」や無事に旅行から戻れるように祈願する還来神社などパワースポットが多々あります。
それでは西院春日神社を見ていきましょう。
- 神社名:西院春日神社(さいいんかすがじんじゃ)
- ご祭神:武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神
- ご利益:病気平癒・災難厄除け
- 旧社格:村社
- 住所:京都府京都市右京区西院春日町61(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- アクセス:阪急電車・京福電車「西院駅」下車徒歩約3分 京都市バス「西大路四条」下車徒歩約3分
- 駐車場:無料駐車場10台分
春日神をご祭神とする西院春日神社の歴史とご利益
天長10年(833年)に淳和天皇(じゅんなてんのう)の退位に伴い淳和院離宮へ居を移す際に、奈良の春日神を勧請し、守護神とされたのがはじまりです。
ご祭神は春日大社の祭神「春日神」が祀られています。
- 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
- 経津主命(ふつぬしのみこと)
- 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
- 比売神(ひめがみ)
ご利益
- 病気平癒
- 災難厄除け
一願成就のパワースポット「一願蛙」
手水舎の横にありますのが「一願蛙」で三匹蛙(三かえる→見返る)見返りに繋がる縁起のいい蛙で、水をかけて祈願するとご利益があると言われています。
病気を癒す伝説の霊石「疱瘡石(ほうそういし)」
崇子内親王(たかこないしんのう)の病気を治した霊石「疱瘡石」を毎月1日・11日・15日の3日間本殿中門に安置し公開しています。
厄を祓って頂ける「梛石」と「梛の木」
梛石(なぎいし)は境内からは探しにくい還来神社(もどろきじんじゃ)の前あたりにあります。
この梛石は神石と言って幸福と健康を祈って撫でたり、旅人が行き帰りに撫でて祈願しすると無事息災・還来成就をなす習慣があります。
また天満宮の撫で牛と同じ効果で、この石を撫でた後に、その手で患部を撫でると健康の回復があることから「撫石(なでいし)」とも言われています。
梛石の周りには梛の木が生い茂っており、梛は災いをなぎ払うと言われ、平和を招来すると言われてきました。
梛の葉は切れにくい事から、縁結びのご利益があると言われています。
西院春日神社の摂社末社
春日若宮社
還来神社
還来神社(もどろきじんじゃ)のご祭神は還来大神で旅行安全のご利益があります。
稲荷社・弁天社
住吉社・西院宮
猿田彦神社・天満宮・太元宮・金比羅宮
野々宮発祥の地「西院野々宮神社」春日神社の御旅所
平安時代、斎王に選ばれた皇女が伊勢神宮に赴かれるまでに心身を清められるための潔斎所である「野々宮」が築かれた聖地でこの地が発祥の地とされています。
ご祭神は
- 倭姫命(やまとひめのみこと)
☞垂仁天皇のお姫様で初代斎王
- 布勢内親王(ふせないしんのう)
☞桓武天皇のお姫様で平安京に都が遷されてからの最初の斎王
ご利益は
- 心願成就(しんがんじょうじゅ)
- 女人守護(にょにんしゅご)
京都十六社朱印めぐり
京都十六社朱印めぐりとは古都の町中に点在する十六の古社を訪ねる旅です。
十六社には様々なご利益があり「厄除け」「安産」から「病気平癒」「商売繁盛」「出世開運」まで多彩です。女性の方であれば「縁結び」「子授け」や受験生なら「学業成就」「合格祈願」があり、競馬ファンにも嬉しい「勝運・馬守護」の神社もあります。
すべて参拝すると干支の置物が授かれます。(十六社目でもらえます)
西院春日神社のアクセス
- 神社名:西院春日神社(さいいんかすがじんじゃ)
- 住所:京都府京都市右京区西院春日町61(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由
- アクセス:阪急電車・京福電車「西院駅」下車徒歩約3分 京都市バス「西大路四条」下車徒歩約3分
- 駐車場:無料駐車場10台分
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