京都市上京区に鎮座します「水火天満宮」(すいかてんまんぐう)は日本最初の天満宮と言われています。神社は他と比べて小さいですが、金龍水・登天石や出世石など魅力的なパワースポットが色々あります。
また水火天満宮は桜の穴場スポットとしても有名で、境内にある2本の紅しだれ桜が咲き誇ります。
出世石や末社の六玉稲荷大明神社はビジネスマンにご利益がある神社となっています。
それでは水火天満宮を見ていきましょう。
- 神社名:水火天満宮(すいかてんまんぐう)
- ご祭神:菅原道真
- ご利益:水難除け・火難除け・学業成就・合格祈願・厄除け・安産
- 旧社格:村社
- 住所:京都府京都市上京区扇町722-10(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由(授与所9:00~)
- 駐車場:駐車場無し
- アクセス:京都市営バス「天神公園前」下車すぐ 京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口」下車徒歩10分
日本最初の天満宮
水火天満宮は延長元年(923年)に醍醐天皇より延暦寺の尊意僧正に勅命があり、水難火難除けの守護神として菅原道真の神霊を勧請して創建させたのが始まりです。
元は同じ上京区の上天神町に鎮座していましたが、堀川通りの拡張に伴い昭和27年(1952年)に現在の場所に移転しました。
水火天満宮は「天皇の勅命で神号を賜り天満宮にしたこと」や「初めて菅原道真の神霊を勧請したこと」が理由で日本最初の天満宮と言われています。
水火天満宮のご祭神とご利益
ご祭神
- 菅原道真(すがわらのみちざね)
ご利益
- 水難除け
- 火難除け
- 学業成就
- 合格祈願
- 厄除け
- 安産
眼の病気に効果絶大の「金龍水」
金龍水は都の名水の一つでもあり、鎮座以来いかなるときも涸れることなく、濁る事もなく水質良好の清水です。
これを飲むと眼の病気を煩う人が治ったといわれる井戸水です。
神秘のパワー「登天石」
菅原道真公が亡くなり都では天変地異が起こる中、醍醐天皇が尊意僧正に祈祷を依頼し宮中へ向かう途中に突如鴨川が氾濫し町へ流れ込みました。
しかし尊意は焦らず、天に向かい真剣をかざして祈りを捧げたところ、水位は下がり水面が二つに分かれ水流の間から一つの石が現れました。
その上に道真公の神霊が現れ、やがて昇天し雲の中へ消えていきました。尊意はその石を持ち帰り供養して、「登天石」と名付けたと言います。
この石に祈ると「迷子が無事に帰ってくる」と言われています。
出世したくば祈るべし「出世石」
大願成就の神石として信仰されています。出世で悩んでいる方はここで祈願しましょう。
水火天満宮の授与所
境内入ると左手に授与所があります。ここでお守り・御朱印・絵馬・お札などの購入ができます。
京洛八社めぐりの一社
京洛八社めぐりとは、京都市内の中央を南北に通る烏丸通りに近接する八社の神社を巡拝し朱印を集めていくご利益めぐりです。
水火天満宮の摂社末社
水火天満宮は摂社はなく末社のみになります。
玉子神石
玉子石は道真のご愛石で家族の出産の時に安産を祈願されたと言われています。
妊娠五ヶ月目以降にこの玉子石に祈るとご利益があり、また子宝に恵まれない婦人がこの石に祈願すると良き子宝に恵まれるとされています。
金玉龍王・玉姫弁財天・福寿大明神
金玉龍王・玉姫弁財天・福寿大明神が祀られており、芸能上達・婦人病・雨請・商売繁盛のご利益があります。
白太夫社
白太夫社のご祭神は渡会春彦で子授けのご利益があります。
秋葉社
秋葉社のご祭神は秋葉大神で火難伏せのご利益があります。
六玉稲荷大明神社
末社の六玉稲荷大明神社で六玉稲荷大明神・玉光稲荷大明神・生島稲荷大明神の三社を合祀しています。
六玉稲荷は東本願寺の枳殻邸にあったものが移されて現在に至ります。
商売繁盛以外に開運除災・就職祈願・人材確保などビジネス系のご利益もあります。
水火天満宮のアクセス
- 神社名:水火天満宮(すいかてんまんぐう)
- 住所:京都府京都市上京区扇町722-10(Googleマップ)
- 営業時間:境内自由(授与所9:00~)
- 駐車場:駐車場無し
- アクセス:京都市営バス「天神公園前」下車すぐ 京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口」下車徒歩10分
- 【京都神社アクセスマップ】見ればわかる最強便利ツール(画像付)