京都市下京区に鎮座します「文子天満宮」(あやこてんまんぐう)は菅原道真と乳母である多治比文子をご祭神として祀る神社です。
ご利益は学業成就・合格祈願の他に縁結び・夫婦円満などもあり境内は小さいですがパワースポットとして参拝者が多く訪れます。
それでは文子天満宮を見ていきましょう。
- 神社名:文子天満宮(あやこてんまんぐう)
- ご祭神:菅原道真・多治比文子・伴氏・菅原是善
- ご利益:学業成就・合格祈願
- 旧社格:村社
- 天神信仰発祥の地(北野天満宮の前身神社)
- 菅原道真が腰かけた「腰掛石」
- 洛陽天満宮二十五社の一つ
- 「あや」という名前がついている人しか入れない全国文子会
- 住所:京都府京都市下京区区間之花屋町下る天神町400(Googleマップ)
- 駐車場:無し
- 開門時間:7:00~19:00
天神信仰発祥の文子天満宮の歴史
道真公が延喜3年(903年)に亡くなり、乳母であった多治比文子(たじひのあやこ)は天慶5年(942年)に「九州より都に帰りたいので、われを右近の馬場(今の北野天満宮)に祀れ」と道真公から神託を受けました。
しかし文子は貧しくて社殿を建立する事ができず、右京七条二坊の自宅に小さな祠を建て、道真公を崇め祀りました。
これが文子天満宮のはじまりとされ、また天神信仰発祥の神社・北野天満宮の前身とも伝えられています。
以降大火で何度も焼失しましたが、その都度再建され明治時代になり村社に列せられました。
ご祭神は学問の神様・菅原道真と多治比文子を祀っています。
天暦元年(947年)に菅原道真の御霊を北野の地に移し祀ったのが、北野天満宮の創建です。
ご祭神・ご利益
ご祭神
本殿:
- 菅原道真(すがわらのみちざね)
相殿:
- 多治比文子(たじひのあやこ)
☞菅原道真の乳母
- 伴氏(ともうじ)
☞菅原道真の母(伴真成の娘)
- 菅原是善(すがわらのこれよし)
☞菅原道真の父
ご利益
- 学業成就
- 合格祈願
文子天満宮の境内社(摂社・末社)
白太夫社・老松社・福部社・火之御子社
- 白太夫社…ご祭神は渡会春彦でご利益は子宝
- 老松社…ご祭神は島田忠臣でご利益は植林・林業
- 福部社…ご祭神は十川能福でご利益は開運招福
- 火之御子社…ご祭神は火雷神でご利益は五穀豊穣・雷除け
白瀧稲荷大明神
白瀧稲荷大明神のご祭神は「宇迦之御魂神」で商売繁盛のご利益があります。
相生のご神木
文子天満宮の鳥居を見ると後ろにそびえ立つ木が「相生のご神木」です。良縁や夫婦円満のご利益があります。
お守り・絵馬・おみくじ・御朱印(授与所)
文子天満宮の御朱印は2種類です。(初穂料300円)
天満宮の神使いの牛をモチーフにした牛みくじや菅原道真が描かれた絵馬など天満宮らしいおみくじ・絵馬になっています。
恋人・友達・親子・姉妹・兄弟・同僚・上司など良い人間関係・学問・学校との良縁を結ぶ「良縁(よいえん)成就」縁結びね貝(ねがい)守り(初穂料1,000円)
名前に「あや」が入ってる方集合!全国文子会!
文子天満宮ではあやこ・文子(ふみこ)・あや・あやかなど名前に「あや」の文字が入っている方しか会員になれない「全国文子会」があります。
主な事業としましては「文子天満宮の社殿境内の護持保全事業」「菅原道真と文子比賣の顕彰」で年会費は2,000円/年となっています。
道真公の腰掛石
社殿右手にありますのが、菅原道真が太宰府へ左遷される前に立ち寄り腰を掛けられた腰掛石です。
文子天満宮のアクセス
- 神社名:文子天満宮(あやこてんまんぐう)
- 住所:京都府京都市下京区区間之花屋町下る天神町400(Googleマップ)
- 駐車場:無し
- 開門時間:7:00~19:00
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