兵庫県西宮市に鎮座します西宮神社と言えば、日本約3,500社あるえびす神社の総本社で、毎年十日えびすで一番福を決める福男選びが行われテレビニュースで取り上げられるほど有名です。
十日えびすは3日間で約100万人が参拝されるというパワースポットの西宮神社です。
西宮神社は日本三大えびす神社の一つで他には京都の京都ゑびす神社と大阪の今宮戎神社になります。(もう一つのえびす神社は京都ゑびす神社ではなく堀川戎神社とも言われています。)
ノバブロ神社はこの西宮神社の十日えびすに参拝したことがきっかけと言っても過言ではないくらい崇敬神社として毎年参拝させて頂いています。
本殿に祀られている神様は神社の中でもトップの神様が祀られている神社ですので人気なのがわかります。
それでは兵庫県を代表する西宮神社を見ていきましょう。
- 神社名:西宮神社(にしのみやじんじゃ)
- ご祭神:西宮大神・天照大神・大国主大神・須佐之男大神
- ご利益:開運厄除け・心願成就・商売繁盛・大漁満足・学業成就・家内安全・海上安全・交通安全
- 旧社格:県社(別表神社)
- 住所:兵庫県西宮市社家町1-17(Googleマップ)
- 営業時間:5:00~18:00
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:阪神電車「西宮駅」南口下車徒歩5分
えびす神社の総本社である西宮神社の歴史
西宮神社は全国のえびす神社約3,500社の総本社として古くから崇敬され平安時代には高倉天皇(たかくらてんのう)の幣帛(へいはく)を賜ったと伝えられています。
特に中世以降えびす様を福の神と崇める信仰が盛んとなり当地で発祥した人形操りや謡曲狂言などの芸能を通じて全国津々浦々にまでご神徳が広まっていきました。
本殿は3つに分かれておりご祭神のメインはえびす大神
通常の参拝は拝殿でも祈願になりますが、祭事の時(十日えびす)などの時は本殿まで入る事ができます。
本殿は三連春日造(さんれんかすがづくり)という珍しい構造で向かって右手が第一殿で西宮大神を祀り、中央が第二殿で天照大神と大国主大神を祀り、左手第三殿が須佐之男大神を奉斎しています。
- 第一殿…西宮大神(えびす大神)
- 第二殿…天照大神・大国主大神
- 第三殿…須佐之男大神
メインであるえびす大神については蛭子命(ひるこのみこと)である説と事代主命(ことしろぬしのみこと)である説があります。
蛭子命(ひるこのみこと)説は日本神話に登場するイザナギとイザナミが最初に産んだ神で、不具の子に産まれた為流されました。
その蛭子命が漂着したのが西宮神社だった。
事代主命(ことしろぬしのみこと)である説は大国主の子である事代主命は釣りが好きでえびすが海の神である結びつきからえびすと同一ではないかというのが江戸時代になってから言われた。
どちらにせよ、第二殿・第三殿の天照大神・大国主大神・須佐之男大神とは親族関係であることは間違いありません。
商売繫盛だけではない豊富なご利益
- 開運厄除け
- 心願成就
- 商売繁盛
- 大漁満足
- 学業成就
- 家内安全
- 海上安全
- 交通安全
商売繁盛・金運アップのアイテム
拝殿の手前には授与所があり、ここではおみくじ・御朱印・お札・お守り・絵馬などが購入できます。
ガラスの棚に置いてありますえびす様・大黒天様の大金像20,000円はものすごくご利益がありそうです。
パワースポット伊勢神宮遥拝所でパワー注入
境内真ん中の神池の中央には伊勢神宮の遥拝所が鎮座しています。
本殿の第二殿に祀られている最高神、天照大神の本拠地でもある伊勢神宮と繋がっている遥拝所です。
このパワースポットでパワーを注入してください。
西宮神社の境内社(摂社・末社)
梅宮神社
表大門の前に鎮座する梅宮神社。ご祭神は酒解神(さかとけのかみ)別名大山祇神です。嘉永4年に建立しました。
沖恵美酒神社
沖恵美酒神社(おきのえびすじんじゃ)のご祭神は沖恵美酒大神です。
あらえびす様と崇められいる神様で元々は荒戎町に鎮座されていたのを明治5年にこの地に移しました。
宇賀魂神社
神池の近くに鎮座します末社の宇賀魂神社(うかのみたまじんじゃ)。ご祭神は宇迦之御魂大神で五穀豊穣・商売繁盛のご利益があります。



市杵島神社
同じく神池付近に鎮座します市杵島神社(いちきしまじんじゃ)ご祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で芸能上達、金運・財運向上のご利益があります。



火産霊神社
本殿隣に鎮座します火産霊神社(ほむすびじんじゃ)。ご祭神は火皇産霊神(ほむすびのかみ)で通称愛宕さんと呼ばれ火伏せの神として信仰されています。
百太夫神社
摂社末社の中でも別格な雰囲気があります百太夫神社(ひゃくだゆうじんじゃ)。ご祭神は百太夫神で芸能の神様、子供の守り神様として信仰しています。
この地ではえびす様の人形を操ってご神徳をといてえびす信仰の全国的な普及に信仰したことから西宮は人形操り発祥の地とも言われています。
また子供の守り神としても信仰があるので、初宮参りに来られた方は必ず百太夫神社にも参拝し祈願します。
六甲山神社
六甲山神社のご祭神は菊理姫命(くくりひめのみこと)で白山権現とも言われる山を守護する神様で、六甲山の山頂には石宝殿という奥宮が鎮座されており、その方向に向かって建てられています。
大國主西神社
少し大きめの社殿は大国主西神社(おおくにぬしにしじんじゃ)でご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の2柱が祀られています。縁結びのご利益があります。
神明神社
朱の鳥居が並んでいる神明神社(しんめいじんじゃ)。ご祭神は豊受比女命(とようけびめのみこと)です。
松尾神社
境内の西側に鎮座します松尾神社(まつおじんじゃ)。ご祭神は大山咋命(おおやまくいのかみ)猿田彦命(さるたひこのみこと)住吉大神(すみよしおおかみ)を祀っています。酒造繁栄の為に奉斎されました。



十日えびすは3日間で参拝者数約100万人
毎年1月9日・10日・11日の3日間に斎行する「十日えびす」は全国から約100万人の参拝者が訪れます。
阪神電車西宮駅から西宮神社まで屋台が並び賑わいます。
海の神ならではの神事が、マグロを奉納する神事です。
本殿に置かれた大マグロには参拝者が硬貨を張り、「お金が身に着く」という縁起物になっています。
福男選び 一番福に選ばれた人が不幸になるジンクスも
十日えびすのメインイベントの一つでもあります福男選び。
正式には「十日戎開門神事福男選び」と言います。くじで選ばれた参拝者が表大門から本殿までの230mを走り、先着の3人が福男と認定されます。
その中で一番福を取った人が不幸になるとも言われています。それは、基本的に福男になるには、2度幸運に恵まれないと一番福を取れません。
一つ目はくじ運!くじである程度前目の位置に当たらなければトップで走りぬくことができません。そして2つ目が相手に恵まれる。前目を当たった人が遅ければ、勝てる確率が上がります。
この2つの強運をそこで使い切った事によって、1年間は運が無くなったと言われています。
なんとも寂しい…。2019年の一番福を勝ち取った人は、浮気相手に素性がバレてすべてSNSで正体を晒されてチーン。
幸せどころか地獄に突き落とされました。
西宮神社 営業時間
西宮神社の参拝時間は季節によって異なります。
- 通常は5:00~19:00
- 10月~2月は5:00~18:00
- 3月は5:00~18:30
- 12月31日は5:00~1月1日の21:00
- 1月2日・3日は5:00~21:00
西宮神社のアクセス
- 神社名:西宮神社(にしのみやじんじゃ)
- 住所:兵庫県西宮市社家町1-17(Googleマップ)
- 営業時間:5:00~18:00
- 駐車場:無料駐車場あり
- アクセス:阪神電車「西宮駅」南口下車徒歩5分
西宮神社のインスタグラム
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