【京都・大原野神社】御朱印巡り!全国唯一の狛鹿が守護する神社

    大原野神社

    京都市の西京区に鎮座します「大原野神社」(おおはらのじんじゃ)は奈良の春日大社の勧請を受け創建したことから、「京の春日」と呼ばれ多くの参拝者が訪れます。

    この大原野神社、一般的には拝殿前には狛犬ですがここは狛犬ならぬ「狛鹿」が社殿を見守っています。アクセスは電車だけでは厳しく、JR向日町もしくは阪急電車桂駅西口からバスと車でなければ大変ですが、全国唯一ここだけ神鹿が社殿を守っているのでこれは実物を見ないとダメでしょう!

    ということで参拝に行かれる前に、まずは大原野神社を見ていきましょう。

    大原野神社 基本情報
    • 神社名:大原野神社(おおはらのじんじゃ)
    • ご祭神:武御賀豆智命・伊波比主命・天之子八根命・比咩大神
    • ご利益:良縁成就・縁結び・家内安全・夫婦円満・厄除け・勝運・交通安全
    • 旧社格:官幣中社(国史見在社・別表神社)二十二社
    見どころ
    • 全国唯一の狛鹿
    • 奈良の猿沢の池を模して造られた「鯉沢池」と「地主社」
    大原野神社 アクセス
    目次

    京の春日「大原野神社」の御朱印

    大原野神社御朱印

    大原野神社の御朱印です。別称の京春日とも書かれています。御朱印集めをされている方は是非お求めください。

    ちなみに大原野神社の150m手前にあります「樫本神社(かしもとじんじゃ)」の御朱印も大原野神社でもらえます。

    狛犬ではなく狛鹿が社殿前にあるのは全国唯一大原野神社だけ!

    大原野神社本殿

    社殿を見守っているのが、神鹿(しんろく)狛犬ならぬ狛鹿です。なんと狛鹿がいるのは全国でここだけなのです。すごく貴重ですね!

    狛犬ではなく狛鹿が社殿前にあるのは全国唯一大原野神社だけ!

    春日神をお祀りする縁結び神社「大原野神社」の歴史

    春日神をお祀りする縁結び神社「大原野神社」の歴史

    延暦3年(784年)に桓武天皇(かんむてんのう)が長岡京に遷都(せんと)した際に奈良の春日大社から勧請を受け、鷹狩を行っていた大原野に祀ったのが始まりです。

    嘉祥3年(850年)に文徳天皇が社殿を造営し、奈良春日大社と同じ藤原氏の氏神を祀る大原野神社はそれに準ずる扱いを受け、二十二社に列しました。

    ※奈良春日大社から勧請を受けたので、「京春日(きょうかすが)」という別称があります。また源氏物語の紫式部が愛した京春日としても有名です。

    ご祭神

    大原野神社本殿
    • 武御賀豆智命(たけみかづちのみこと)
    • 伊波比主命(いはひぬしのみこと)
    • 天之子八根命(あめのこやねのみこと)
    • 比咩大神(ひめおおかみ)

    ご利益

    • 良縁成就
    • 縁結び
    • 家内安全
    • 夫婦円満
    • 厄除け
    • 勝運
    • 交通安全

    大原野神社の社殿までの鳥居は3つ

    大原野神社一ノ鳥居

    大原野神社の一の鳥居と社号碑です。駐車場から入れる参道がありますが、正面から一の鳥居を見て表参道から参拝する事をおススメします。

    大原野神社二の鳥居

    一の鳥居をくぐるとすぐに二の鳥居が現れます。こちらは一の鳥居に比べ年季が入っています。

    大原野神社三の鳥居

    三の鳥居は手水舎をすぎた社殿の手前です。鳥居を囲む新緑が社殿とマッチします。

    ちょっと休憩に!甘味処「春日乃茶屋」

    大原野神社春日乃茶屋

    二の鳥居から80m歩くとお茶屋があります。結構な手作り感があります。中に入るとちゃんとした甘味処です。

    みたらし団子やよもぎ団子とお茶などがいただけます。

    奈良の猿沢の池を模して造られた「鯉沢池」と「地主社」

    大原野神社鯉沢池

    春日乃茶屋を過ぎると右手に鯉沢池(こいさわのいけ)があります。風情があり引き込まれそうな雰囲気があります。

    この鯉沢池は文徳天皇が奈良の猿沢の池を模して造られた池と言われています。

    池は名泉瀬和井と水系を一つにして杜若(かきつばた)や睡蓮(すいれん)を咲かせて親しまれています。

    鹿の手水舎がお出迎え!心身を清めましょう

    鹿の手水舎がお出迎え!心身を清めましょう

    鹿がくわえた巻物から水が流れている手水舎です。ここで口と手を清めましょう。

    奈良「春日大社」や大阪「枚岡神社」も春日神をお祀りしているので、同じように手水舎は鹿がいてます。

    春日神がお祀りされる社殿と社殿からの雰囲気

    春日神がお祀りされる社殿と社殿からの雰囲気

    本殿は春日造・檜皮葺きの本殿が4棟並び京都市の指定文化財となっています。

    春日神がお祀りされる社殿と社殿からの雰囲気

    三の鳥居から社殿までに大きなスペースがあります。社殿に向かって右手に授与所、左手には境内社が鎮座しています。

    大原野神社の境内社(摂社・末社)

    若宮社(摂社)

    大原野神社摂社若宮社

    鯉沢池の奥にあるのが、摂社の若宮社です。

    摂社若宮社は本殿の第3神と第4神の御子神である水徳の神、「天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)」を祭神としています。

    境内の中でも最も古く、春日大社の形式にならったことを伝える重要な建物です。

    本殿は京都市の指定文化財であり、ご利益は美容向上・心身端麗・生命力向上です。

    地主社

    大原野神社地主社

    鯉沢池の中心に佇むのは地主社です。

    縁結び・金運向上のご利益があり、パワースポットとしても知られています。

    八坂社・稲荷社・八幡社・祓戸社

    八坂社・稲荷社・八幡社・祓戸社
    八坂社・稲荷社・八幡社・祓戸社

    境内には4社の末社があります。

    • 八坂社:ご利益は厄除け・病気平癒
    • 稲荷社:ご利益は商売繁盛・五穀豊穣
    • 八幡社:ご利益は延命長寿・子授け
    • 祓戸社:ご利益は心身清浄・健康

    樫本神社(境外摂社)

    大原野神社から南へ300mほど下ると境外摂社である樫本神社が鎮座しています。

    ご祭神は仁徳天皇で「仁徳さん」の愛称で地元の人々に崇められています。

    お守り・絵馬・おみくじ(授与所)

    大原野神社社務所・授与所

    境内右手にあります授与所です。ここでご祈祷・御朱印・お守り・おみくじの購入ができます。

    神鹿のおみくじに神鹿の絵馬などもあり、多種多様のお守りがあります。

    大原野神社の春夏秋冬の彩り

    大原野神社は春夏秋冬色々な顔があります。

    • 春・・・千眼桜は満開が数日で幻の桜と言われています。運よく見れることがあれば千願叶うとも言われてます。
    • 夏・・・新緑の青もみじのトンネルが参道に広がり、また鯉沢の池の睡蓮やかきつばたが目を楽しませてくれます。
    • 秋・・・もみじで境内が赤く染まり、錦のトンネルになります。
    • 冬・・・雪が降れば、丹朱社殿の雪景が美しい。

    平成30年の台風21号の被害

    大原野神社被害

    平成30年の台風21号で参集殿の屋根瓦の損傷や樹齢約450年のモミの木が倒木、渡り廊下の損壊など諸建物に甚大な被害が生じました。

    修復を進めていく中で、多額の費用が必要であり、それに伴いまして建物修復の寄付金を受付しておりますので、ご協力できる方はよろしくお願いいたします。

    • 寄付金1口5,000円(何口でも可)
    • 二口以上ご寄付をされた方には顕彰もあります。
    大原野神社被害

    大原野神社のアクセス

    • 神社名:大原野神社(おおはらのじんじゃ)
    • 住所:京都府京都市西京区大原野南春日町1152(Googleマップ)
    • 駐車場:有料駐車場あり500円/日
    • 営業時間:9:00~17:00(授与所)
    • アクセス:阪急東向日駅orJR向日町駅より阪急バス「南春日町」下車 徒歩8分
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