名古屋市中区にある大須商店街は名古屋の観光スポットの一つで、地元の人にも観光客にも人気の賑やかな商店街です。
三輪神社は、その一角にある小さな神社で縁結びのご利益がいただけるパワースポットです。境内にはうさぎの置物やハートの石などがあり、可愛い御朱印も人気で女性の参拝客が多く訪れます。
その中でも参拝者に一番人気なのが、うさぎの形をした「うさぎ絵馬」です。ジャニーズファンの口コミから広まったうさぎ絵馬が人気のわけとは??
それでは三輪神社を見ていきましょう。
- 神社名:三輪神社(みわじんじゃ)
- ご祭神:大物主大神・徳川義宜
- ご利益:縁結び・仕事運・学業向上・厄払い・病気平癒
- 旧社格:村社
- 本殿の様式:切妻造り
- 全国でも珍しい三ツ鳥居
- 縁結びのご神木
- 境内にいっぱいあるウサギ
- 住所:愛知県名古屋市中区大須3-9-32(Googleマップ)
- 営業時間:拝観自由(社務所受付時間 9:00~17:00)
- 駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)
- アクセス:地下鉄名城線「矢場町」駅 4番出口より徒歩6分、地下鉄名城線「上前津」駅 9番出口より徒歩5分
全国でも珍しいご利益3倍の三ツ鳥居!!
三輪神社の鳥居はちょっと変わっていて、真ん中の大きな明神鳥居の両側に小さな鳥居を2つ組み合わせたものです。
これは「三ツ鳥居」や「三輪鳥居」と呼ばれており、全国でも20か所ほどしかない珍しい鳥居なんです。
三輪鳥居には正式な通り方があり、中央の鳥居から左の鳥居、右の鳥居、もう一度左の鳥居と八の字を描くようにくぐります。(茅の輪くぐりのくぐり方と同じです)
正式な通り方をすると「ご利益が3倍」になるといわれています。
三輪神社が創建されたのは、戦国時代1570年(元亀年間)の頃。奈良桜井三輪町から小林城に移った城主、牧若狭守長清(まきわかさのかみながきよ)が、生まれ故郷の三輪山に祀られている大物主神(大国主神・大黒様)をこの地に勧請したのがはじまりとされています。
その後、江戸時代には尾張藩主から厚く崇敬を受け、明治時代には尾張16代藩主である徳川義宜も合祀しました。
三輪大明神や三輪社とも呼ばれていましたが、明治44年(1911年)に「三輪神社」となりました。
- 大物主神(おおものぬしのかみ)
- 徳川義宜(とくがわよしのり)
赤い糸で良縁を結ぶ「推定樹齢450年の縁結びの木」
御神木である「縁結びの木」は、樹齢450年と推定される「くすの木」です。 「くすのき」の語源は「薬の木」と言われる説があり病気、害虫から守るとされているため、この木に手を当ててご縁を願うと、良縁をいただけるといわれています。
良縁には、男女の縁、家族の縁、友人の縁、仕事の縁、学校の縁などさまざまなご縁が あります。
ご神木前の横紐には、参拝者によって結ばれた赤い糸や、5円玉の付いた赤い糸がたくさん結ばれています。「良縁を結ぶ赤い糸」(初穂料100円)は拝殿右横に並べられています。ぜひ良縁の願いを込めて赤い糸を結んでください。
そして注目してほしい点がもう一つ。くすのきに刺さった大きな矢です。この矢は武将たちが矢の練習を行っていた「矢場」がこの場所にあった事を意味しています。くすのきに刺さっている矢は朱塗りで完全に幹に飲み込まれており、歴史を感じさせます。
うさぎをなでて福をいただく『幸せのなでうさぎ』
境内入って右手すぐに御影石で作られた「幸せのなでうさぎ」がいます。
三輪神社のご祭神である大物主神は大国主神と同じ神様といわれており、神話「因幡の白兎」(いなばのしろうさぎ)で有名な神様です。「大物主大神」は祈願すると、縁結び・家内安全・交通安全・厄除けなど幸福をもたらしてくれるといわれています。うさぎは大国主神の使いとして人に福をもたらすといわれており、ぴょんぴょん跳ねることから運気を上げ、また長い耳は福を集めるともされています。
なでることで幸福がいただけ、なでた部分の痛みを和らげてくれるともいわれています。
では、願いを込めて・・・
ジャニーズファン必見!絵馬を奉納すると神席が当たる!?
三輪神社の一番人気とも言えるのがうさぎの形をした「うさぎ絵馬」です。なぜ人気なのかと言いますと、ジャニーズファンの口コミでこのうさぎ絵馬に好きなジャニーズを書いて祈願(奉納)すると「チケットが当たる」「神席が当たる」など幸運を招くと言われているからです!※「うさぎの絵馬」(初穂料500円)表にはウサギの表情・裏には願い事を書く
私が参拝した時、絵馬には「なにわ男子 道枝駿佑「Six TONES ジェシー・田中樹」「Aえ!group 小島健」「NEWS 小山慶一郎」など目につきました。
その他にも「Snow Man」や「King&Prince」のファンが祈願する絵馬が奉納されているなど、ファンでもファンでなくても、うさぎ絵馬を見て楽しめるスポットとなっています。
その他色々な可愛いうさぎアイテムがあります
社務所には、うさぎをかたどったお守りや根付け、おみくじなど可愛らしいい縁起物が並んでいます。どのうさぎも可愛くて癒されますよ。また可愛らしい御朱印を目当てに連日多くの方が参拝に訪れます。
2016年頃からカラフルな御朱印を始められたそうで、現在はお正月や節分などに合わせた月替わり限定デザインのほか、祭事に合わせた期間限定デザインなど常時6種以上の御朱印が次々と発表されています。
平日でも境内には御朱印待ちの行列ができるほど人気で、改元の際に平成や令和にちなんだ限定の御朱印を発行した際は6時間待ちだったそうです。
可愛い御朱印が次々に出るので何度でも訪れたくなりますね。
境内にはうさぎがいっぱい☆
縁結びの神社といわれているだけあって、境内にはかわいいピンクのハートの石が・・・
ぜひ見つけてみてください。
境内のいろんなところで、たくさんのうさぎがお迎えしてくれます。
大きな切り株の中やご神木の根元、草むらや灯籠の中など、思わぬところにうさぎが隠れているので、境内をゆっくりまわってうさぎ探しをしてみるのも楽しいですよ。
ちょっとのぞいてみて下さい!!
目標を射抜く尾張藩の矢場跡
寛文8年(1668年)に尾張2代藩主の徳川光友が、京都の「三十三間堂」の長廊に似せた弓道場を神社の境内に造らせました。
江戸時代に全国から京都三十三間堂に弓矢の名人を集めて日本一を決める通し矢という競技が行われていました。
全国の藩が三十三間堂の軒下120m先にある的を一昼夜(24時間)の間にどれだけ射通せるかを競い合い、特に紀州藩と尾張藩が競り合っていたそうです。
尾張徳川家の藩士、星野勘左衛門は弓の名人で、寛文2年(1662年)通し矢6666本を射通す記録が残されています。その後、光友公が新設した弓道場で修練された、寛文9年(1669年)には通し矢8000本もの矢を射通すという記録を残し、その名を遺しました。
この弓道場が現在の「矢場町」という地名の由来で、三輪神社は今でも弓道、アーチェリー、射撃の競技者にとって聖地となっているそうです。
境内には矢的の記念碑があり、それぞれの目標が射止められますようにと祈念しています。
(現在は矢場町という地名は変更になり、地下鉄の駅名にのみになってしまったそうです。)
三輪神社の境内社(摂社・末社)
三輪神社のアクセス
- 神社名:三輪神社(みわじんじゃ)
- 住所:愛知県名古屋市中区大須3-9-32(Googleマップ)
- 営業時間:拝観自由(社務所受付時間 9:00~17:00)
- 駐車場:なし(周辺にコインパーキングあり)
- アクセス:地下鉄名城線「矢場町」駅 4番出口より徒歩6分、地下鉄名城線「
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