福王子神社は、第58代光孝天皇の女御であり、宇多天皇の母である班子皇后を祀る神社です。仁和寺を開いた宇多天皇に由来し、御室桜で有名な御室仁和寺の鎮守神として尊ばれています。
また、神社の境内には夫荒神を祀る夫荒神社(松尾大明神)もあります。平安時代には洛北の氷室から宮中へ氷を献上する習わしがありましたが、その際に命を落とした役夫たちの霊を慰め、安全を祈願するために設けられたとされています。
福王子神社のご利益は、子宝・安産、子育て、身体健康、諸願成就など多岐にわたります。
それでは福王子神社を見ていきましょう。
神社の概要
神社名:福王子神社(ふくおうじじんじゃ)
ご祭神:班子皇后
ご利益:子宝・安産、子育て、身体健康、諸願成就
旧社格:村社
福王子神社の由来によれば、元々の前身は延喜式にその名が見える深川神社でしたが、応仁の乱により焼失してしまいました(1468年)。その後、寛永21年(1644年)に徳川家光と覚深法親王が社殿を再建し、班子女王の陵墓が近くにあったことから、皇后を祀る神社として福王子神社となったとされています。
この神社の名前の由来には、班子女王が多くの皇子皇女を生んだことにちなむ説もあります。
境内の雰囲気
福王子神社は、光孝天皇の女御であり、宇多天皇の母である班子皇后を祀っています。また、宇多天皇が仁和寺を創建したことから、仁和寺の鎮守神としても知られています。
徳川三代将軍家光公によって再建された現在の本殿は、一間社春日造であり、屋根は珍しい木賊葺(とくさぶき)で覆われています。この本殿は、拝殿や鳥居、棟札と共に国の重要文化財に指定されています。
福王子神社のアクセス
神社名 | 福王子神社(ふくおうじじんじゃ) |
住所 | 京都府京都市右京区宇多野福王子町52-6(Googleマップ) |
営業時間 | 境内自由 |
駐車場 | 無し |
最寄り駅からのアクセス | 嵐電「宇多野駅」下車徒歩5分 |
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