京都市左京区に鎮座します崇道神社(すどうじんじゃ)は上高野の西明寺山麗にあり、敦賀街道沿いにあります。車で行かれる方は手前にマンションがあり、奥にも見える山の雰囲気で崇道神社の鳥居を見逃しがちになるので、神社のぼりを目印に行かれた方がいいかなと思われます。
この神社は「早良親王(崇道天皇)」の祟りを鎮めるために創建された神社です。
そう言われると参拝も何か嫌な感じにもなったりしますが、学問の神様「菅原道真」も無実の罪で亡くなった方ですから、間違いなく気持ちの問題です。
ネットでは「京都一怖い神社」や「崇道神社 心霊」などとありましたが、怖がりな私が参拝しても雰囲気が良くていい神社だなぁと思ったので問題ないと思いますが。夜なら話は別ですが…。
それでは崇道神社を見ていきましょう。
- 神社名:崇道神社(すどうじんじゃ)
- ご祭神:崇道天皇(早良親王)
- ご利益:所願成就・開運・飽食(食べ物に不自由しない)・財運
- 旧社格:村社
- 住所:京都府京都市左京区上高野西明寺山(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:境内自由 9:00~16:00(授与所)
- アクセス:京都市バス・京都バス「上橋」下車徒歩2分
早良親王の祟りによって創建された崇道神社
奈良時代末期の皇族「早良親王(さわらしんのう)」を京都で唯一単体で祀る神社。
早良親王は光仁天皇(こうにんてんのう)の皇子で桓武天皇(かんむてんのう)の実弟であります。延暦4年(785年)に起こった藤原種継暗殺事件の首謀者として逮捕され、乙訓寺(おとくにでら)に幽閉されたのち、淡路に流される途中、現大阪府守口市の高瀬神社付近で無実を主張して絶食し憤死しました。
その後、桓武天皇の近親者に死が続き、自分の皇子である安殿親王も体調がすぐれず、陰陽師にみてもらったところ、早良親王の祟りと出たため、怨霊を鎮める為に延暦19年(800年)には崇道天皇と追号を贈り、墓を現在の八島陵へ改葬しました。
実際この暗殺事件に対して早良親王が関与していたかどうかは不明のままです。
※ほかに藤森神社・上御霊神社にも崇道天皇が祀られていますが単体で祀る神社がここだけです。
ご祭神である崇道天皇(早良親王)をお祀りする社殿です。
ご利益は
- 所願成就
- 開運
- 飽食(食べ物に不自由しない)
- 財運
崇道神社の御朱印はセルフサービス
社務所の横に御朱印代を入れる賽銭箱があるので、お金を入れて自分で御朱印を取ります。(御朱印代300円)
日にちの空いているスペースは自分で書くのかなと思い、社務所にペンはどこにありますか?自分で日にちは書くのでしょうか?と尋ねたところ、日にちはこちらで書きますよとおっしゃって頂いたのでお任せしました。
伊太多神社(上高野最古の神社)
伊太多神社(いたたじんじゃ)は上高野最古の神社。ご祭神は伊太多大神で農耕の守護神とされています。
応仁の乱で焼失後、明治16年(1883年)に再興され明治41年(1908年)に崇道神社に合祀されました。
小野神社(小野一族を祀る神社)
小野神社(おのじんじゃ)は小野一族を祀る神社でご祭神は小野妹子(おののいもこ)・小野毛人(おののえみし)の2柱です。
出雲高野神社
出雲高野神社(いずもたかのじんじゃ)のご祭神は玉依姫命で安産・子宝のご利益があります。
その他の神が祀られている社
ご祭神…天照大神、豊受大神
ご祭神…貴布祢大神、恵比須大神、日吉大神
ご祭神…春日大神、赤山大神、十二社大神
ご祭神…宇佐八幡大神、北野天満大神、市杵島姫大神、弁財天大神
ご祭神…鎌倉大神、日吉大神、三穂津大神、三輪大神、足之大神、教之大神
ご祭神…如意輪観世音大菩薩
崇道神社のアクセス
- 神社名:崇道神社(すどうじんじゃ)
- 住所:京都府京都市左京区上高野西明寺山(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:境内自由 9:00~16:00(授与所)
- アクセス:京都市バス・京都バス「上橋」下車徒歩2分