武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)は京都市中京区に鎮座する神社で創祀した藤原良相が長として一族の名づけをされた事から『名付け・命名』に縁がある神社として信仰されています。
その他にも一寸法師が京都に来て暮らしていたのがこの地であったり、坂本龍馬が妻おりょうと再会を果たせた地としても知られておりパワースポット神社として多くの参拝者が訪れます。
お守りなども豊富で色んな楽しみ方がある神社です。
それでは武信稲荷神社を見ていきましょう。
- 神社名:武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)
- ご祭神:宇迦之御魂大神・佐田彦大神・大宮能売大神
- ご利益:商売繁盛・五穀豊穣・必勝祈願・家内安全・健康長寿・病気平癒・交通安全・火難・盗難・金運アップ・出世開運
- 旧社格:村社
- 住所:京都府京都市中京区今新在家西町38(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:9:00~17:30
- アクセス:阪急電車京都線「大宮駅」下車 徒歩5分
- 【京都神社アクセスマップ】見ればわかる最強便利ツール(画像付)
宇迦之御魂大神をお祀りする武信稲荷神社の歴史
貞観元年(859年)に延命院の守護社として藤原良相(ふじわらのよしみ)によって創建された神社です。
その後、藤原武信(ふじわらのたけのぶ)が篤く当社を信仰し武信稲荷と呼ばれるようになりました。
また藤原良相が長として一族の名づけをされた事から『名付け・命名』に縁がある神社として信仰されています。
ご祭神
- 宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
☞伏見稲荷大社の主祭神で穀物の神。
- 佐田彦大神(さだひこのおおかみ)
☞伏見稲荷大社の稲荷三神の一柱で「猿田」は「サタ」と読んだ説があることから猿田彦大神の別名とも言われている。
- 大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
☞宮殿の平安を守る女神。伏見稲荷大社の稲荷三神の一柱。
ご利益
- 商売繁盛
- 五穀豊穣
- 必勝祈願
- 家内安全
- 健康長寿
- 病気平癒
- 交通安全
- 火難
- 盗難
その他に小人から一寸法師のように子供が大きく立派に育つように、また打ち出の小槌で金銀財宝を打ち出して末永く繁栄したことにあやかり金運・開運・出世のご利益があると言われています。
- 金運向上
- 出世開運
天然記念物に指定されている病気が治るご神木
樹齢約850年のご神木「榎」は平安時代に平重盛(たいらのしげもり)が安芸の厳島神社から苗木を移したと言われています。
木に触れた手で体をさすると病気が治ると言われており、パワースポットとして多くの参拝者がこのご神木に集まります。
坂本龍馬と妻おりょう「龍馬の伝言…幹に刻み…」
神社の南には江戸時代、幕府直轄の六角獄舎という牢獄があり幕末、勤王の志士が多数収容されていた。その中に坂本龍馬の妻おりょうの父が勤王家の医師であったため捕らえられていた。
龍馬とおりょうはともに何度か訪れるが、龍馬自身も狙われる身であり面会はかなわない。その為この大木の上から様子を探ったという。
その後命を狙われ追われる龍馬は身を隠すこととなる。
おりょうは龍馬の身を案じ過ごしていた。そんなおり二人で何度も訪れた武信稲荷の榎をふと思い出し訪れた。
するとそこには龍馬独特の字で『龍』の字が彫ってあったという。自分は今も生きている。そして京都にいるのだ。そういう龍馬からの伝言であった。
龍馬が京都にいることを知ったおりょうは二人の共通の知人を訪ね、その後に二人は再び出会えという。
龍馬のお守り
円満守り・縁結び守り(初穂料500円)
- 家庭円満・夫婦円満・話し物事円満に収まるなどあらゆる事が円満になるように願いを込めた『円満守り』
- 男女のご縁はもちろん仕事の縁・友人・親子など色んな良いご縁が結ばれるように願いを込めた『縁結守り』
一寸法師が暮らしていた京都の舞台が武信稲荷神社
武士になるために、お椀の船で京の都にやってきた一寸法師が住み込みで奉公する屋敷が、武信稲荷神社を創祀した藤原良相の屋敷です。
一寸法師は三条大臣殿(藤原良相)に気に入られ姫のお供で清水寺に行くことになりますが、道中で鬼に襲われ飲み込まれてしまいますが、鬼のお腹の中で針の刀を振り回し鬼が痛すぎて吐き出してしまいます。
逃げた鬼は、降れば願いが叶う”打ち出の小槌”を落としていき、一寸法師が小槌を振るとどんどん背が大きくなり立派な男性になりました。
そして姫と結婚し打ち出の小槌で金銀財宝を打ち出し末永く繁栄しました。
一寸法師守り
叶守・出世守・金守(初穂料500円)
- どんな願いでも叶うという打ち出の小槌で願いが叶う『打出の小槌叶守』
- 打ち出の小槌で大きくなった一寸法師のように大きく育つように『一寸法師叶守』
- 出世はもちろんのこと世に出る、物事の始まり・旅立ち守護・旅行安全の『世に出る出世守』
- どんな願いでも叶うという打ち出の小槌で金銀財宝を打ち出して末永く繁栄した一寸法師のように金銀財宝に恵まれるように『打出の小槌金守』
武信稲荷神社の境内社(摂社・末社)
宮姫社
ご神木の榎に宿る弁財天をご祭神としてお祀りしています。
縁結び・恋愛成就のご利益があります。
太郎松社・七石社・白清社
境内奥には太郎松社・七石社・白清社の末社三社が鎮座しています。
ご祭神
- 太郎松社…太郎松大明神
- 七石社…七石大明神
- 白清社…白清大明神
釘抜大明神(釘抜地蔵)
昔鍛冶屋の主人が病気に苦しんでいましたが、稲荷大神に祈願しながら鉄を打っていたところ病気がなくなり幸運に恵まれたことから、自分の病苦のあるところをさすり、釘抜さんを撫でると病苦を抜き去り治して頂けると言われています。
白蛇社
白蛇の弁財天が信仰の厚い行者にお告げしたことからお祀りされた白蛇社です。
ご祭神は弁財天で企業商売の繁栄・技術技芸の上達・金運上昇のご利益があります。
起上大明神
起上大明神は別名大黒社とも言われています。
ご祭神は大黒様(大国主命)で発展・飛躍・事業仕事運・財運向上などのご利益があります。
金比羅社・天満社
金比羅社と天満社があります。
武信稲荷神社の祭事
- 1/1 歳旦祭
- 1/15 どんと焼き
- 2/3 節分祭
- 2月最初の午の日 初午祭
- 5月第2日曜日 さつき祭
- 5/8 芸能祭
- 8月最終日曜日 子供みこし巡行
- 11月第2日曜日 御火焚祭
武信稲荷神社のアクセス
- 神社名:武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ)
- 住所:京都府京都市中京区今新在家西町38(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:9:00~17:30
- アクセス:阪急電車京都線「大宮駅」下車 徒歩5分
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