京都市北区に鎮座します「上賀茂神社」(かみがもじんじゃ)は古都京都の文化財の一つとしてユネスコの世界遺産に登録されている神社で正式名称は「賀茂別雷神社」(かもわけいかづちじんじゃ)と言います。
京都三大祭りの葵祭(上賀茂神社・下鴨神社)が行われる神社で(八坂神社の祇園祭、平安神宮の時代祭)歴史があり関西の人でなくても名前は知れ渡っています。
イメージではやはり祇園祭の八坂神社、時代祭の平安神宮が有名で、そのあとに葵祭と言ったところでしょうか。
どれも素晴らしい神社ですが、上賀茂神社は他の神社と比べて京都市内から少し遠いので目立っていないように見えますが、やはり世界遺産の上賀茂神社!素晴らしいパワースポットがたくさんあります。
それでは上賀茂神社を見ていきましょう。
- 神社名:上賀茂神社(かみがもじんじゃ)山城國一之宮
- ご祭神:賀茂別雷大神
- ご利益:厄除開運・必勝
- 旧社格:官幣大社(別表神社・式内社)二十二社
- 上賀茂神社のシンボル&パワースポットの立砂
- 境内全域がユネスコの世界遺産
- 名水「神山湧水」
- 住所:京都府京都市北区上賀茂本山339(Googleマップ)
- 駐車場:6:00~22:00 30分100円
- 営業時間:5:30~17:00
- 交通アクセス:地下鉄烏丸線「北大路駅」から京都市バス「上賀茂神社」下車
- 【京都神社アクセスマップ】見ればわかる最強便利ツール(画像付)
京都の世界遺産「上賀茂神社」を参拝しよう!
普段なにも気になく言っている上賀茂神社。実は上賀茂神社の正式名称は「賀茂別雷神社」(かもわけいかづちじんじゃ)と言います。
ちなみに下鴨神社も正式名称は「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)です。
上賀茂神社・下鴨神社で慣れ過ぎて賀茂別雷神社・賀茂御祖神社と言われてもしっくりこないですね。
賀茂別雷大神をご祭神として祀る社殿
上賀茂神社は天武天皇7年(678年)に創建しました。
明治時代、大東亜戦争終戦まで伊勢神宮に次いで全国の神社の中でも最も格式が高い官幣大社の筆頭となり、平成6年には境内全域がユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の一つとして登録されました。
ご祭神は正式名称の賀茂別雷神社の名の通り、「賀茂別雷大神」(かもわけいかづちおおかみ)が祀られており、「雷を分けるほど大きな力を持つ神様」と言われています。
厄除け開運のご利益を授かれるパワースポット
最強のパワースポットとして名高い上賀茂神社のご利益は厄除け開運・必勝です。
摂社末社には縁結びや商売繁盛、はたまた下の病気のご神徳がある社など、世界遺産にふさわしいご利益があるパワースポットとなっています。
雷の神が降臨した「神山」を模した「立砂」でパワーを注入
二の鳥居をくぐると、一番に目につく建物は細殿(ほそでん)で重要文化財にも指定されており天皇や斎王が参拝前に装束を整える場所として使用されています。
そして細殿の前に盛られている砂山は上賀茂神社のシンボル&パワースポットの「立砂(たてずな)」でご祭神の賀茂別雷大神が降臨した拝殿後方にある「神山」を模しています。
立砂のてっぺんにはよく見ると、松の葉が立てられているのですがこれは神山に降臨した際に頂上に松の木があったとされ、それにちなんで立てられています。
細殿に向かって左手が「陽」右手が「陰」とされ、左手には3本・右手には2本の松の葉が立てられています。
この場所に立砂が置かれているは上賀茂神社が長岡京の鬼門にあたる位置にあり、方除けのために置かれています。
立砂の横には「清めのお砂」が一袋500円で販売されており、自宅に上賀茂神社のパワーを持ち帰る事ができます。
最近運気が下がっていると思っている方は、家についている厄を清めの砂のパワーで祓い、運気を上げましょう。
上賀茂神社は乗馬発祥の地!
二の鳥居の手前に「神馬舎」があります。実はこの上賀茂神社は「乗馬発祥の地」とされていて、馬とすごく縁が深い神社です。
天満宮の使いが牛であるように、上賀茂神社の使いは馬です。ここ神馬舎には神山号なる使いがいて、日曜祝日の大きな祭事がある日の9時~15時に出社します。出社日は「神馬(しんめ)」にニンジンをあげたりできます。
名水「神山湧水」で心を浄化する
細殿の裏手に手水舎があります。他の神社と違い少し見てからの手水舎になります。使用されている水は、「神山湧水」を使用しています。世界遺産の地となれば手水舎の水でさえ素晴らしいのですね。そんな名水で手と口を清めましょう。
ちなみにこの神山湧水を使用した「神山湧水珈琲」が2019年4月に神社内にオープンしました。
水の繋がりと言えば、境内には「御物忌川」(おものいがわ)と「御手洗川」(みたらいがわ)の2つの川と2つが合流した「ならの小川」が流れています。ならの小川と言えば葵祭の禊の儀式を行う神聖な場所として知られています。
上賀茂神社 御朱印
立砂から参道を挟んだ横に御朱印の受付があります。
重要文化財に指定されている楼門
進んで行くと、一際目立つ国の重要文化財の楼門を発見。楼門は寛永5年(1628年)に建て替えられました。
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上賀茂神社の境内社(摂社・末社)
片山御子社(摂社)
上賀茂神社の摂社、片山御子社は第一摂社と言われいます。ご祭神は玉依比売命(たまよりひめのみこと)で賀茂別雷大神の母になります。片山御子社のハート型の絵馬には紫式部が描かれていて、この神社に何度も参拝されたそうです。
縁結び・子授・安産のご利益があります。
須波神社(摂社)
摂社の須波神社は心を静める癒しの神様(座摩神)で、重要文化財に指定されています。
賀茂山口神社(摂社)
摂社の賀茂山口神社は商売繁盛・子供の成長を見守る神様(大年神)です。
新宮神社(摂社)
摂社の新宮神社は心を豊かにし身体を守る神様(高龗神)です。
山尾神社(末社)
末社の山尾神社は建築業守護の神様(大山津見神)です。
棚尾神社(末社)
末社の棚尾神社は家内安全・家族の絆を強める神様(櫛石窓神)です。
岩本神社(末社)
末社の岩本神社は交通安全の神様(住吉三神)です。
川尾神社(末社)
末社の川尾神社は迷いを取り除く神様(罔象女神)です。
橋本神社(末社)
末社の橋本神社は延命長寿・心身を美しく輝かせる神様(衣通姫神)です。
山森神社(末社)
末社の山森神社は病気を治す神様(素戔嗚尊・稲田姫命・田心姫命)です。
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梶田神社(末社)
末社の梶田神社は下の病の神様(瀬織津姫神)です。
京都5社めぐりの1社
上賀茂神社は京の北を守護する社で「玄武」と呼ばれています。
四神相応の京「京都五社めぐり」は京の四方と中央を守護する五つの社。
最初にお詣りした神社で色紙を受けて、五社すべて朱印を集めると「満願記念品しおり」がもらえます。
色紙初穂料1,000円、御朱印料各300円
上賀茂神社のアクセス
- 神社名:上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
- 住所:京都府京都市北区上賀茂本山339(Googleマップ)
- 駐車場:6:00~22:00 30分100円
- 営業時間:5:30~17:00
- 交通アクセス:地下鉄烏丸線「北大路駅」から京都市バス「上賀茂神社」下車
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