京都市左京区の大原に鎮座します「出世稲荷神社」(しゅっせいなりじんじゃ)は立身出世の秀吉に因んで名づけられた「出世稲荷」でプライド高き男性にとって心くすぶられる「出世」というキーワードではないでしょうか。
その他にも出世稲荷神社にはご利益が金銀財宝の福など10つあり、すべて一つの神社で叶います。京都市内からは少し離れているので、アクセスは良くありませんが、ご利益と空気は最高です。
それでは出世稲荷神社を見ていきましょう。
- 神社名:出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)
- ご祭神:稲倉魂命・猿田彦命・天鈿女命・大巳貴命・保食命
- ご利益:
- 住所:京都府京都市左京区大原来迎院町148(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場はありません。目の前に有料パーキング500円/日があります。
- アクセス:市バス京都駅から京都バスC3乗り場、17系統大原行き約1時間「大原バス停」下車徒歩約10分
- 営業時間:9:00~17:00
秀吉ゆかりの「出世稲荷神社」の十種のご利益(ご神徳)
出世稲荷神社は参拝すると十種のご利益(ご神徳)が授かれると言われています。
- 開運出世の福
- 衣食住の福
- 地位名望の福
- 衆人愛敬の福
- 農工商その他一切の生業に大繁栄の福
- 延命長寿と病気平癒の福
- 千客万来の福
- 武運長久の福
- 善知識の福
- 金銀財宝の福
聚楽第からはじまった出世稲荷の歴史
元々は豊臣秀吉が幼いころから稲荷神を信仰しており、天正15年(1587年)に聚楽第(じゅらくてい)に邸内社として稲荷神を勧請した事がはじまりとされています。
※聚楽第(じゅらくてい)とは秀吉が「内野(うちの)」現在の京都市上京区に建てた邸宅。8年で取り壊された。
翌年の天正16年(1588年)に御陽成天皇(ごようせいてんのう)が聚楽第の稲荷社を参拝した際に、立身出世を遂げた秀吉に因んで「出世稲荷」の号を授けました。
聚楽第を取り壊したあとも同じ場所に鎮座していましたが、寛文3年(1663年)に現京都市上京区千本通竹屋町下ルに遷りました。そこで出世の開運の神として大名・公家から庶民までの崇敬を受けました。
しかし地域に氏子がないことや文化財として指定されているものがないこと等から、老朽化した社殿の維持や修復が困難となり、境内地を売却。平成24年(2012年)に京都市上京区から現在の左京区大原に移転しました。
【京都商売繁盛の神社11選】経営者おススメの人気穴場パワースポット
十種のご利益を授けるご祭神
出世稲荷神社の多種なご利益を授けられるご祭神は5柱祀られています。
- 稲倉魂命(うかのみたまのみこと)
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
- 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
- 大巳貴命(おおなむちのみこと)
- 保食命(うけもちのみこと)
一軒家の中にある社殿
一軒家の入口にお守りがあり購入することができます。靴を脱いで上がった所からは写真撮影が禁止です。
メインの部屋に行くと社殿がありますので、鈴を鳴らし参拝。背後には堂本印象画伯が奉納した「雲龍図」があり、その他にも出世稲荷神社の歴史などが展示されています。
参拝時間:9:00~17:00
出世稲荷神社の境内社(摂社・末社)
三石大神
三石大神のご神体は3つの石で、左から禄石(ろくいし)・壽石(ながいし)・福石(ふくいし)です。
昔、博徒相場師(ばくとそうばし)などが中央を勝石・右を取り石・左を打出し石と呼び大変信仰していました。現代でも「勝負の神様」として多くの参拝者が強運を祈願しています。
水天宮
水難・火難・病難・盗難除けのご利益があります。
大神宮
出世稲荷神社のおすすめお守り
出世稲荷神社で人気のお守りは立身出世のご利益があると言われています「出世鈴」です。
鈴が2つセットになっていますが、これは神様と自分に対して出世を誓うという意味になっています。
秀吉の出世にあやかろうと出世鈴を求める参拝者が増え一時は入手困難にまでなったパワーアイテムです。
【京都,勝負の神様18選】今すぐ行きたい!勝負運が爆上がり神社
出世宮が押印された御朱印
出世稲荷神社のアクセス
- 神社名:出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)
- 住所:京都府京都市左京区大原来迎院町148(Googleマップ)
- 駐車場:無料駐車場はありません。目の前に有料パーキング500円/日があります。
- アクセス:市バス京都駅から京都バスC3乗り場、17系統大原行き約1時間「大原バス停」下車徒歩約10分
- 営業時間:9:00~17:00
Instagramやっています!
→→インスタはこちら←←