神戸市中央区に鎮座します神戸三大神社(湊川神社・長田神社)として神戸を代表する神社の一つでもあります「生田神社」(いくたじんじゃ)はご祭神は天照大御神の和魂や妹神とも言われている『稚日女尊』をお祀りした縁結び・恋愛成就・仕事運向上のパワースポットとして有名な神社です。
神戸の中心地三宮から徒歩圏内で参拝できる生田神社は初詣は更にすごいですが休日も参拝者で賑わいます。
境内北側には生田の森という鎮守の森や弁慶が牛若丸の為に奉納した竹など生田神社の歴史がたっぷり詰まったスポットがたくさんあります。
それでは地元では「生田さん」として親しまれている縁結びのパワースポット生田神社を見ていきましょう。
- 神社名:生田神社(いくたじんじゃ)
- ご祭神:稚日女尊
- ご利益:縁結び・恋愛成就・仕事運向上
- 旧社格:官幣中社(式内社・別表神社)
- 住所:兵庫県神戸市中央区下山手通1-2-1(Googleマップ)
- 営業時間:9:00~17:00
- 駐車場:最初の1時間500円・以後30分毎に100円
縁結びの水占い!生田の森で恋愛成就
境内の北側に鎮守の森「生田の森」が広がっています。
この場所は源平合戦のせんじょうになった地で平知盛率いる平家軍が生田の森に陣を構えた歴史的由緒ある森です。
境内から森に入ると少し気温が下がった感じがします。
ご祭神のご利益である縁結び・恋愛成就を占いで!
生田神社で有名なおみくじと言えば「縁結びの水みくじ」です。
生田の森の中に小さな池があります。授与所で水占いのおみくじを購入(300円)し池におみくじを浸すと文字が浮かび上がります。
私は…中吉でした。。。「願い事・場所・縁談・色と総合恋愛運」が浮かび上がります。4分咲きは少ないですよね!
これを池の横にあるツリーの形をした奉納所に結んで縁結びの祈願は完了です。
神占いからご神託を受け創建した「生田神社」の歴史
神功皇后元年(201年)、神功皇后の三韓征伐の帰途に現在の神戸港にて船が進まなくなり神占いを行ったところ、『稚日女尊』(わかひるめのみこと)が現れ「吾は活田長峡国に居らむと海上五十狭茅に命じて生田の地に祭らしめ」(私は生田のながさの国に居たいので、『うながみのいさち』に命じて祀られてほしい)とご神託があり、『海上五十狭茅』を神主として『稚日女尊』を祀られたのがはじまりです。
当初は砂山(いさごやま)に鎮座していましたが、延暦18年(799年)に洪水で砂山が崩壊し、社殿が傾斜する被害があったため、生田村の『刀禰七太夫』(とねしちだゆう)がご神体を背負い8日間鎮座地を探し巡り生田の森に至った際に突然背中が重くなったのでこれ以上歩けなくなり「これはご真意であろう」とその場に安置しました。
それが現在の鎮座する場所となっています。
ご祭神
- 稚日女尊(わかひるめのみこと)
☞伊勢神宮内宮の天照大神の和魂(にぎみたま)もしくは天照大神の妹神ともいわれ、若く瑞々しい日の女神。
ご利益
ご祭神の稚日女尊は機殿(はたどの)で神の服を織られる神様で糸を合わせておりなす。人と人との縁を結びことから縁結び・恋愛成就のご利益があります。
- 縁結び
- 恋愛成就
フォトジェニックな絵馬掛け所
境内右側にインスタ映えするハート型の絵馬掛け奉納所があります。
折れ鳥居と礎石
生田の森にあります鳥居の上部とそれを支える礎石ですが、この鳥居は江戸時代初期に建立され安政元年(1853年)の大震災で崩壊しそれ以来支柱が道路脇にあり「生田の折鳥居」と名づけられ「交通安全のご利益がある」として信仰されていましたが、支柱は別の場所に移転し、折れ鳥居と礎石だけが残っています。
お守り・絵馬・御朱印(授与所)
生田神社の授与所は楼門の両サイドになります。
お守りや絵馬などの購入は拝殿を見て左側でおみくじなどは右側になります。
お守りは「健康守」「縁結守」「子授守」「安産守」「仕事守」「金運守」「厄除守」「勝守」「交通安全守」があります。
御朱印は通常の御朱印(初穂料300円)と期間限定の御朱印(初穂料500円)があります。
全国でも珍しい「包丁塚」
包丁塚は伊勢神宮の式年遷宮の記念事業として神戸市内の料理関係者によって建立された塚です。
勝利のパワースポット「梶原の井」別名「鏡の池」
治承4年(1180年)から元暦4年(1185年)までの内乱(源平の合戦)が起こった際に、梶原景季(かじはらかげすえ)という源氏の武将が、この井戸の水を汲んで神に武運を祈りました。
それにちなみ勝負運(勝利)のパワースポットとして親しまれています。
弁慶が牛若丸の為に奉納した竹
こちらの竹は武蔵坊弁慶が源義経(牛若丸)にむけて平家打倒と源氏繁栄を祈念して奉納された竹です。
名前だけなら知っている人も多いはず!歴史好きにはたまらないスポットです。
生田神社の境内社(摂社・末社)
住吉神社・八幡神社
- 社殿内の向かって一番右側に住吉神社が鎮座しています。
住吉神社のご祭神は海上安全・交通安全の神である住吉三神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)をお祀りしています。
- 社殿内向かって右側に八幡神社が鎮座しています。
八幡神社のご祭神は厄除け開運の神である応神天皇(おうじんてんのう)をお祀りしています。
応神天皇をお祀りする有名な神社
諏訪神社・日吉神社
- 社殿内向かって左側に諏訪神社が鎮座しています。
諏訪神社のご祭神は農耕狩猟・武運長久・力の神である武御名方命(たけみなかたのみこと)をお祀りしています。
- 社殿内向かって一番左側に日吉神社が鎮座しています。
日吉神社のご祭神は農工業・五穀豊穣の神である大山咋命(おおやまくいのみこと)をお祀りしています。
市杵島神社
生田の池の畔にある橋の先に鎮座しています市杵島神社
市杵島神社のご祭神は芸能上達・水の神である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をお祀りしています。
別名「弁財天」とも言い金運・財運アップのご利益もあります。
稲荷神社
稲荷神社のご祭神は食物・稲の神である稲倉魂命(うがのみたまのみこと)をお祀りしています。
稲荷神社の総本社
塞神社・雷大臣神社・人丸神社
- 塞神社のご祭神は病気封じ・道守りの神である道返大神(ちがえしのおおかみ)・八衢比古神(やちまたのひこのかみ)・八衢比売神(やちまたのひめのかみ)の3柱をお祀りしています。
- 雷大臣神社のご祭神は元社家であった後神家の始祖神である中臣烏賊津連(なかとみのいかつおみのむらじ)をお祀りしています。
- 人丸神社のご祭神は夫婦和合・学問向上の神である柿本人麿(かきもとのひとまろ)をお祀りしています。
蛭子神社
蛭子神社のご祭神は商売繁盛の神である蛭子命(えびすのみこと)をお祀りしています。
えびすの総本社
大海神社
大海神社のご祭神は海上安全・交通安全・方位除け・道開きの神である猿田彦命(さるたひこのみこと)をお祀りしています。
猿田彦命は神戸の地主神として最も古くこの地に祀られた神です。
猿田彦命をお祀りする神社
松尾神社
松尾神社のご祭神は酒造・農工業の神である大山咋命(おおやまくいのみこと)をお祀りしています。同じ境内社の日吉神社と同じ神です。
松尾神社の祠の脇に小さな松の木があり、木に向かい恋愛成就を祈願すると叶うと言われ、女性の参拝者が多く訪れるパワースポットとなっています。
酒造の神大山咋命をお祀りする神社
戸隠神社
戸隠神社のご祭神は身体健全・筋力増進・大力の神である天手力男命(あめのたぢからおのみこと)をお祀りしています。
生田森坐社
生田の森の中に鎮座しています生田森坐社は「縁結び水占い」の隣にあります。
生田森坐社のご祭神は安産・万物成長・生田の森の守り神である神功皇后(じんぐうこうごう)がお祀りしています。
生田神社のアクセス
- 神社名:生田神社(いくたじんじゃ)
- 住所:兵庫県神戸市中央区下山手通1-2-1(Googleマップ)
- 営業時間:9:00~17:00
- 駐車場:最初の1時間500円・以後30分毎に100円